聖隷三方原病院 高度救命救急センター    ドクターヘリのブログ

静岡県西部地区でドクターヘリを運営している 聖隷三方原病院 高度救命救急センターのブログです.

タイムリミットが迫る

みなさん、こんにちは、こんばんは、おはようございます。
救急科の松田です、久々のブログ投稿です。
ところで、この挨拶、先日、浜松市消防局航空隊の皆様にも既に馴染みとなった事が判明しました。
当科に就職して間も無く一年、光陰矢の如しとは言い得て妙だと感じている昨今です。

さて、本日のヘリ当番は私とベテランナースの佐奈さんでした。
スタンバイ開始10分前頃には既に個人準備を整えて救急外来のドタバタに対応しながら、朝を過ごしておりました。
ヘリ当番の時には普段の出勤より若干早く、冬は特に起きるのが辛くなりますが、大分暖かくなって出勤も楽になってきたなと感じています。
そんな三寒四温の三寒な日々の中、2件の要請をいただいています。

一件は焼津市内で起きた高エネルギー外傷事案にて、現着前の速やかな要請をいただいております。
天候の問題で限定付きの出動でしたが、ギリギリの視界の中で安全性を見極めながらもタイムロスなく現場へ到達する事ができました。


現場救急隊及び支援隊と指令を介するなどして連携を取り、スムーズに合流、淀みないマネージメントで速やかに処置を完了させていただいた後に、三次医療機関である静岡県立総合病院へ搬送となりました。
県立総合病院様、ベッド状況が厳しい中、受け入れを快諾していただき、誠にありがとうございました。
また志太消防にあってはエレガントなマネージメントをいただき、ありがとうございました。


帰りは静岡へリポートで給油後、比較的視界が明瞭な海岸線沿いに飛行して浜松へと帰投しております。



二件目は夕方遅めの時間、三ケ日での内因性事案にて同じく現着要請をいただいております。
現場上空到達とほぼ同時に救急隊も現着、着陸後は支援車両にて現場へ向かい、初期評価と処置の後に、当院へ搬送としています。
こちらもタイムロスなくスマートに搬送を完了できており、現着前の適切な判断あっての結果と感じています。

この一ヶ月、浜松消防からの要請が増多している印象ですが、素晴らしいことだと感じています。
ドクターヘリと言えど、機を逸しては介入の効果は得られません。
想定される種々の状況を吟味しつつ患者さんにとってベストを尽くせるよう、積極的に要請をいただければ幸いです。

Official独り立ち2日目

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
救急科の松田です。
ここ数日、冷たい風や雪の日が続いていましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
本日は晴天で風も強くなく、終日全域に対応可能でした。
そんな本日のヘリ担当はわたくし松田と、大瀧ナースでした。
そう、本日は、当方ヘリ独り立ち2日目であり、些か緊張して開始時間を迎えました。
さて、そんな本日の要請は一件、中東遠指令からの入電でした。
要請が入るや否や、直ちに屋上ヘリポートに向かい、テイク・オフとなりました。
事前情報では交通事故とのことであり、傷病者数は何人か、現場には接近可能か、傷病者は救出済みか、などなど、現着までに様々なことを考慮します。
今回は幸いにして現場直近に着陸適地があり、そちらからドクター・ナースを投入、足早に現場へと向かいます。
現場処置を完了後、ドクターヘリにて中東遠医療センターに搬送となりました。
広い中東遠管内の救急を引き受けて大変に多忙な中を快く受け入れていただき、ありがとうございました。

帰投中、東の山並みから富士山が頭一つ高く見えていました。
新年になり寒い日も多くなり、体調が崩れやすくなっています。
皆様、体調にはくれぐれもお気を付けてお過ごしください。
それでは、また!

Official独り立ち1日目

みなさん、こんにちは、こんばんは、おはようございます。
聖隷三方原病院救急科の松田です。
年末年始の色々を経て、世の中全体が通常運行になってきましたね。
それに伴って(?)私にも変化が…
そんな塩梅で、本日からヘリ当番独り立ちの松田です。
先月までは基本的に全例先輩医師との出動で、単独出動はケースを選択しての対応でした。
しかし、本日からは単独当番が標準となりますので、一層に緊張感を伴う仕事になります。

浜松はすっかり冬の装い…と言っても雪の無い過ごしやすい気候です!
さてさて、そんな独り立ち1日目はベテランナースの有賀さんとの出動。
3件の要請をいただきましたが、内2件は軽症キャンセル、1件のみの対応となりました。
1件は佐久間病院からの転院依頼でした。
昨年度1ヶ月の間に指導をいただいた先生から依頼の電話をいただき、傷病者情報を集めて、想定されるリスクを見積もりながら搬送の準備を進めます。
この依頼を受けた直後、他事案でも時間差を持って要請を受けており、続投を前提とした搬送プランを作成し、Take Offしました。
搬送中、重複要請事案は救急隊のみ対応となりましたが、過不足ない活動での最小の現場滞在時間を目標に活動を行い、基地病院へ帰投しました。
帰投後は直ちに専門科の介入を受け、最短時間での根本治療開始に成功しました。
前医での適切な初期診断及び初期対応から始まる救命の連鎖が、個々のパートでベストを尽くす事で有機的に機能した結果かな、と感じています。

本日は、他事案は全てキャンセルでしたが、迅速な要請ありがとうございます!
ところで、ランデブーポイントであった佐久間出張所ヘリポートには見慣れた顔が…!
なんと夏場にはOJTも経験し、現在は佐久間病院で地域医療研修中の小川医師の姿がありました。
夜間休日問わず全ての施設が基本的にはフル稼働且つ各科対応が可能な当院とは異なる環境にてカルチャーショックを受けながらも自分自身の技量などを見つめ直して一つ大きくなってくれれば幸いです。

牧之原出張シミュレーション!

皆さん、こんばんは、今日は、おはようございます。
救急科の松田です。

腰痛が首を擡げてきて、連日の猛暑も相俟って負けそうになる今日この頃です。
この猛暑の夏休みに、ERも賑やかさが続いています。
皆様、くれぐれもご自愛ください。

さて、そんなこんなでERが忙しい中、本日は牧之原消防での出張訓練に行って参りました。
メンバーは私と当直明けでフラフラのDr.矢野、そして、Ns.宍戸、有賀、杉山が参加。
初めての試みで緊張しつつ、訓練へと赴きました。



訓練に先立ち、署長さんからご挨拶をいただき、ドクターヘリについて矢野先生からの講義が始まります。
今回の訓練における一番の目的は、顔の見える関係作りとしつつ、ドクターヘリの要請やそれにまつわる消防サイドが気にされそうな内容について、丁寧に解説していました。

そして、車内活動訓練。
ここでは私と宍戸ナース、有賀ナースがそれぞれ外因・内因のシナリオで、車内活動のシミュレーションを行います。
消防の皆さんが訓練になるようにと設定された筈なのですが…自分自身にとっても良い経験になり…まだまだ精進せねばなりません。苦笑



最後は、牧之原消防署内での屋外訓練。
私と杉山ナース、そして、サポート役として宍戸ナースが出動する状況として、炎天下の中、実際の活動と同じ時系列で重症事案の対応をシミュレートしました。


お題は昨今要請の増えている蜂によるアナフィラキシーショック!
傷病者はアナフィラキシーの既往があり、エピペンが処方されていたとのことで、実際に使用しているとの情報でしたが…
なんと!
エピペンが壊れていた、と言う裏設定があり、状態か改善せずに悪化の傾向にある…と言う恐ろしいシナリオでした…
原則的には車内収容後に医療活動とするのが静岡県西部ドクターヘリのモットーですが、車内搬入まで所要時間が数分は必要な状況であり、屋外でルート確保や気管内挿管などの処置を要しました。
いずれにせよ、炎天下の中で汗だくになるのは当然の事、設定的にも冷汗が止まらない、恐ろしいシチュエーションでした。

しかし、蜂によるアナフィラキシーは恐ろしいものがあり、実際にアドレナリン筋注を反復しても反応せず、少量アドレナリン静注が必要になるケースもしばしば遭遇します…
その意味で、今回のような想定は充分にリアリティがあり、大変に勉強になりました。

お招きいただいた牧之原消防の皆さん、貴重な機会をありがとうございました!


今後とも、各地での出張シミュレーションは続きます。

細かな医療的な内容以上に、フライトクルーとの顔の見える関係作り、そして、建設的に相談ができる土台作りが一番大切、と感じています。

消防関係の皆様、今後とも宜しくお願いします!
そして、市民の皆様、今後ともドクターヘリの活動にご理解いただければ幸いです。

今までありがとう。そして、こんにちは。

みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。
救急科の松田です。

連日の真夏日で全国的に熱中症の発生率が急上昇しています。
巷の報道では熱中症症状があれば、クーリングをした上で直ちに受診を!と宣伝されていますが、それよりも何よりも重要なのは「予防」です!
本年度発表された本邦のガイドラインによると「経口補水液」なるもの(OS-1など)が予防に適していると推奨されています。
一般的には、成人で1日500-1,000mL程度を飲むことが勧められていますが、暑い日の屋外作業/スポーツでは、それでも足りないことも重々あります。
適切な休養を涼しい環境で十分に取って、無理のない生活をお過し下さい。
因みに...ご高齢の方やご持病をお持ちの方の場合、特別にスポーツなどを行ったり労働をしなかったとしても、ごく普通の生活の中で熱中症になってしまう方がいらっしゃる事も知られています。
あまり無理をなさらず、体に優しい生活を送っていただければと思います。

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