聖隷三方原病院 高度救命救急センター    ドクターヘリのブログ

静岡県西部地区でドクターヘリを運営している 聖隷三方原病院 高度救命救急センターのブログです.

夜間のホットラインからドクターカー派遣へ 

救命救急センター 救急科 志賀です。

一昨日に続いて今夜も、消防からの医師現場派遣要請にドクターカーで対応しました。

事案発生場所は県境の山間地。通常の救急搬送では当院までに30分~40分程度を要します。

消防司令室からの事前管制を受けた段階で、医師現場派遣の必要ありと判断。他の救急搬入を複数受け入れている最中でしたが、直ぐに出動するスタッフの人選や準備を開始。

間もなく出動救急隊からのホットライン。医師現場派遣も可と打診したところ、即答でドクターカー要請あり。

直ちに派遣方法に関して消防司令室と調整。医師看護師は、当院直近の消防署の救急車にピックアップされ現場投入の方針に。

ドクターカー 縮小 20130227_225418

出動救急隊とドクターカーは互いに連絡を取りつつ一本道を走り、現場の最寄りで合流。医師看護師は出動救急隊の救急車に乗り換え、処置を継続しつつ当院へ搬入。

本件では救急隊のみの搬送と比較して、医師診療開始時刻が約25分早まっています。今の自分達が夜間に出来得る最大限の病院前医療を行なったと思います。

夜間の場合はどうしてもマンパワーの問題があるので毎回とは言えませんが、医師現場派遣要請にも可能な範囲で対応したいと思います。

パイロットもOJT

みなさん、こんにちは。
今日のヘリ当番の中谷と有賀ナースです。

今日の浜松は午前中は低い雲に覆われ、霧がかっており運休でしたが、
昼前から快晴となり運航開始となりました。

今日の要請は市内山間部からの要請と、
中東遠地域からの要請の2件でした。

ほぼ同時の要請となったため、先行の市内の要請に対し救命処置施行後、
ナース同乗による救急車搬送とし、
その後私は基地病院へ、ヘリで戻り他のフライトナースと器材をピックアップして、
中東遠地域の事案に対応しました。

臨機応変にその場その場の状況で、いろんな作戦を立てて、
素早く実行していくことが、より多くの患者さんに対応する場合は必要です。

話は変わって、今日は中日本航空のパイロットさんのOJT(訓練)同乗がありました。
OJTは医療者(ドクター、ナース)のみならず、
運航会社のパイロットや整備士さんも行ないます。

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    真ん中がパイロットOJTの和佐さんです。よくみると後に有賀ナース写っています。

OJTのパイロットさんや整備士さんは既にヘリコプターのライセンスは持っている方々ですが、
ドクターヘリの機長や整備長になるには、更に厳しい基準をクリアーしなければなりません。
(現在は運航会社によって基準は異なっています)
今日のOJTパイロットさんも、きっと良い訓練になったことと思います。

ドクターヘリが全国でどんどん増えていますが、
運航会社やドクターヘリを操れる機長や整備長は限られているので、
これからもまだまだ要請していかなければいけない状況なのです。
和佐さん、立派なドクターヘリパイロットになって下さいね(^o^)


ここからはこのブログをご覧の皆さんに連絡です。
コメントでヘリの写真についてご連絡頂いた方がいらっしゃいましたが、
よければメールでご連絡下さい。
また個別に対応が必要な内容については、メールかコメントに連絡先を入れて頂ければ幸いです

夜間のドクターカー出動

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日は救急当番日。救命救急センターは夕刻から一層混雑しています。

そんな中、近隣の救急隊からドクターカー要請あり。自分も含めて居残っていた日勤スタッフが参集して対応。

合流場所は、救急現場と当院との丁度中間に当たる公共施設前に設定。

出動救急隊とドクターカーとは、携帯電話で互いの現在位置や傷病者情報をやり取りしつつ移動。数分の差で、目標地点で合流。

バス停 20130225_180611

医療スタッフは出動救急車に乗り換えて救命処置を開始。救急車内滞在時間は11分、医療スタッフ同乗の下で当院へ救急搬送となりました。

さて、救急現場に出動して救命医療を病院前から開始する場合、「時間」が一つの重要なキーワードになります。

以前にも当ブログで紹介していますが、ドクターカーミッションの一番難しいところは合流だと思います。

ドクターヘリで出動した場合には、合流予定地点や救急隊の動きを上空から直接目視で確認します。

ドクターカーミッションではそれが出来ません。更に夜間だと視界も悪いです。

本件では・・・

①まず「どこで合流するか」わかりやすい場所を設定する。
②出動救急隊とドクターカーがそれを共有し出動する。
③出動途上で、互いに連絡を取りつつ微調整する。

これらのステップにより、ほぼロスタイムの無い合流が出来たと思います。

私達のチームの病院前医療はドクターヘリが主体で、夜間のドクターカーミッションは比較的稀です。しかし、医師現場派遣のニーズは時間帯を問いません。

このように合流が比較的スムーズにいった事案をチーム内で共有しつつ、次の要請に備えて行きたいと思います。

今月の静岡県西部ドクターヘリ事後検証会

救命救急センター 救急科 志賀です。

今月のドクターヘリ事後検証会のご案内です。

第141回 静岡県西部ドクターヘリ事後検証会

日時:平成25年2月28日(木)

場所:聖隷三方原病院 救急棟3階 大ホール

時間:18時~

内容:(1)平成25年1月の全事例検証
    (2)事例検討 2例

   *医療従事者及び消防職員が対象です。  

   *静岡県西部に限らず、他の地域の方々の参加も歓迎です。

    興味をお持ちの方は,是非足を運んで頂けましたら幸いです。

    宜しくお願い致します。

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強風による運休・・・

こんばんは.
中谷です.

今日のドクターヘリ当番は私と,みんなのアイドル大瀧ナースの二人でした.
私は日中のヘリ当番の後に,夜中までの遅番勤務も兼ねていましたので,
日中は頑張ってヘリ業務やって、夜の勤務へと行きたかったのですが,
今日は北日本を襲った低気圧の影響で,
ものすごい北風が・・・・

ヘリポートの風速計は最高50ノット(25m/秒)越え.
当然ヘリは朝一番から運休で,日中一度も回復することはありませんでした...

要請はあったのですが,遠隔地からの要請で,
ドクターカーという訳にもいかず,残念な一日でした.

さて,今から夜勤の川崎先生が来るまで,
平和にERを守るぞ~(^^)

というわけで,今日は地味目な更新でした.

急成長株、山本くん!

こんばんは、まろきち、再びです。
今日(昨日)のヘリ当番は、まろきち、みどりさん(宍戸ナース)、OJT研修医:山本くんでした。

出動は1件、外傷事案。
夕方の反省会。
CS音石くんも含め、真剣に考えているふり???
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今回は現場に到着した時に、初期情報からイメージしていた光景との違いになんとなく
違和感を感じていましたが、
自分たちのやるべきことを粛々と行い、すべてを終えて現場を後にしました。
帰りの車内で、ふと、山本くんが、
「ぼく、今回の受傷機転はこう想像するんですけど・・・」と。
そして、現場の状況と患者さんの状態から想像した受傷機転を話し始めました。
自分の頭の中でひっかかっていた何かが整理された感じを覚えながらふんふんと聞いてました。
これって大事なんですよね。
彼が想像した受傷機転が合ってるかどうかは別として、なぜ、どうやって患者さんは受傷したのかということに
目を向ける・・・
昔、恩師から、外傷患者さんを診療する際に、受傷機転(原因)と損傷部位・程度(結果)がきちんと
合うかどうか、しつこいくらい追求しなさいと言われたことがありました。
受傷機転が目に浮かばないときは、何か(内因性疾患の先行など)見落としていることがあると。
今回、山本くんが、現場で視野を広げて、受傷機転についても考えていたことに、
成長したなあ・・・と目を細めるまろきちでした。。。

朝の点検時に
EDD(○)→ELT(×)(信じあえる喜びを~♪って歌っちゃうぞ!)
キノセルフ(○)→キセノン(×)(なぜ、元素???)
と間違いだらけであったり、
ドクターバックを持たずに飛び出して行ったり、
いまだにフライトスーツの着こなしが微妙だったりするけど、
日に日に成長していく姿をそばで見ていて感じています。

まっ、あとは、このまま春からも救急科に残ってくれたら、最高なんですけどね・・・

持ち物&コーデチェックからの~、アリガーを探せ!

みなさん、ご無沙汰してました。
まろきちです。

突然ですが・・・
問題:以下の写真の中にアリガー(有賀ナース)は何回登場するでしょうか?

今日のヘリ当番は、まろきち、山田ナース、OJT山本くんでした。
平和な一日でしたが、山本くんだけは、「飛びたい、飛びたい」と日没までずっと叫んでました。

ERも比較的平和だったので、みんなの持ち物&コーデチェックをしました(*^_^*)

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山本くんが手にしているものは、私たちが遭難した際に生き残るためのアイテムです。
サバイバルシート、方位磁石、ホイッスル、火打石、太陽光を反射する道具(山田ナースが手にしてます↓)。
コンパクトなアイテムなので、フライトスーツのポケットに入れてます。
自分の身は自分で守る!ってことです。

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山田ナースの腰には、駆血帯とテープがついてます。
現場でサッとルートをキープし、「テープでここ止めて」って言ったらサッととめてくれます。
ナースとドクターでは身につけてるものが少しずつ違います。
現場でのそれぞれの役割を表してるって感じでしょうか。
山田ナースの聴診器には「山田」の札が・・・
「あてが三方の山田やで、よう覚えときや~!」
みなさん、どうぞお見知りおきを!

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私はポーチにいろんなもの入れてます。
あめちゃん(酔い止め、おなかすいた時用)、
お守り(交通安全!)、
ティッシュ(鼻水用、もしもの事態?!の時用)

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そう、はさみは必須アイテムです。
2012年超売れたあのはさみ、キレ味最高やね!なんでもようキレますわ!

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浅井先生と研修医のわくわくさん(別名:わくちゃん、本名:和久田さん)
わくわくさんの今日のコーデのポイントはピンクのスクラブに合わせたピンクのバック。
浅井先生:「大きいかばん持ってるね。何入ってるの?」
わくわくさん:「今日は当直なので、当直用の荷物が入ってるんです~!」
ピンクが似合う!若い、カワイイ!!

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左から救命士第十さん(挿管資格の研修中)、研修医井上くん、まろきち。
インナーに凝ってる?3人です。
第十さんは、中のTシャツが消防オリジナル(だったと思う)
井上くんはチョコレート色のスクラブの胸にピンクの刺繍入り。
私はフライトスーツの中にユニクロのヒートテック。シマシマでおしゃれを意識?

医療職、中でも汚れることの多い救急部門のため、機能性重視ですが、
見えないところで、それぞれ個性をちょこっと出してます(*^_^*)

さて、みなさん、アリガーを発見できましたか?

答えは・・・
4回登場してます。
わくわくさんの後ろにちっちゃく見えるの、わかりましたか?

楽しい職場でしょ(*^_^*)
一緒に働いてみたいなって思われた方、すぐにメールを!!

ドクターヘリシミュレーション:小児重症外傷

救命救急センター 救急科 志賀です。

2月20日、静岡県東部の駿東田方地域のメディカルコントロール協議会の主催で、静岡県立こども病院小児集中治療科により「小児救命救急研修」が開催されました。対象は救急隊です。

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第1回の研修時に自分が県立こども病院PICUで研修させて頂いていたご縁があり、その後も毎年お邪魔させて頂いています。

午前中はワークショップ形式の事例検討会。隊員同士で話し合い、意見を述べ合います。その後講師がワンポイントでアドバイスを行います。

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「小児評価の講義」に続いて、午後の実習に入ります。「呼吸不全」「痙攣」「ショック」「外傷」に分かれます。

自分の担当は外傷ブース。以下の流れで進めて行きます。

・小児重症外傷事案に対して、司令センターが覚知直後にドクターヘリ要請を行う。

・現着した救急隊は、小児傷病者の観察と処置を行う。

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・状態悪化時は、ABCの観察に戻り必要な蘇生処置を行う。

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・消防無線でドクターヘリに状況を報告後、現場直近で合流する。救急車内で二次救命処置を行った後に、静岡県立こども病院PICUへ傷病者をヘリ搬送する。

一例目は単独傷病者事案です。シンプルでスタンダードな流れを経験します。

二例目は多数傷病者事案です。赤(成人)・赤(小児)・緑(成人)・緑(成人)と、傷病者4名の設定です。複数の救急隊が出動します。

重症者をどのように分散搬送するか?赤(小児)をヘリ搬送する場合に付き添いをどうするか?隊員同士でディスカッションします。

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隊としての方針決定後、実際の小児重症外傷傷病者に対応します。

小児重症外傷事案の頻度はかなり少ないのですが、確実に存在します。今回のシミュレーションは、2例とも実際の事案を参考に想定を作っています。

研修で得た経験を、是非実際の現場活動で活かして頂きたいと思います。

今日のメンバー & ~ヘリの車窓から ぱーと⑦~

夜分にこんばんはっ!
2/20担当しましたフライトナースのすずきです!

しまった!油断したすきに中谷先生に先を越されてしまった(--〆)
しかもこのブログについているおみくじで『凶』が出て更にぐったりとしてしまいましたが、当たって砕けろのメッセージ通り、本日の写真をどんとUPしちゃいま~す!

本日の要請はみなさん中谷先生からの報告からも3件のキャンセルでした。いずれも、救急隊現着前要請でした。

本日の午前中担当していただいた中村機長さんと本日の医療クルーの3名でパシャリッ!
写真1

そして機内で天然発言を連発していたOJTちゅうの山本Dr(写真右)と天然ブリを指導?する川崎Dr(写真左のきれいな人)のスペシャルメガネっ子コンビ
写真2

めがねとマスクの似合うDrのとなりがすずきです。
写真3



そしてそしてお待たせしました!
今回はひさしくぶりの~ヘリの車窓から ぱーと⑦~ をお伝えさせていただきます。

本日のヘリの車窓からは、小笠山総合運動公園エコパです。
写真4
ここはJリーグやライブなども行われる静岡県下最大のエコパスタジアムやアリーナなど様々な施設が緑の中にあります。
私にとっては、大きな施設で発見もしやすく、出動途上や搬送途上でも、この施設が見えると、自分自身の位置関係を知ることができ、現場や基地病院にはあとどのくらいかなぁ~などとしての目印となり、移動中の時間配分の目安にもなっています。

みなさんもイベントなどでお出かけの際、空を見上げるとドクターヘリが飛んでいるのを発見できるかも!?しれませんね。その時は応援よろしくお願いします(^^)/~~~

ドクターヘリプラモ・ラジコン

皆さんこんばんは.
深夜2時,日付も変わり今日も平和に当直中,夜の男・中谷です.

昨日のヘリ担当は救急科紅一点川崎Dr.と,
いつも陽気な鈴木Ns.,OJT山本Dr.でしたが,
要請は3件あったものの,いずれもキャンセルで,現場に至る活動はなかったようです.

夜の当直も平和で,このまま穏やかに朝を迎えたいなぁと・・・・

話は変わって,先日ドクターヘリのプラモデルを購入していたのですが,
これが大変な代物で製作に時間を要していましたが,
ついに完成したのでご披露したいと思います.

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          我が家のテーブルにて撮影.いい感じで日が差してます.

機体は当院にゆかりのあるEC135や現行のBell429ではなく,
BK117K2です.静岡東部ドクターヘリの機体ですね.
これしか売ってなかったので,小さなこだわりはかなぐり捨てて,一生懸命作りました.

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            機番や細かい所も本物同様に作られています.

実はセンター長の早川先生も結構昔に買っていたらしいのですが,
忙しいお方ですので,まだ製作できていないらしく,
きっとこの記事を見て製作に取りかかることだと思います(^_^).

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     コックピットや内装もかなり細かく作り込まれています.
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         ストレッチャーやモニター,酸素などもすべて揃っています.

プラモデルなんて作ったのは小学生以来でしたが,
かなーり細かい部品に苦闘し,我が家のおちびちゃん達の妨害をかわしながら,
なんとか作り上げることが出来ました.

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ちなみにラジコンも持っています.
これは今では非売品で,結構レアな一品です.

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 飛ばすとこんな感じ.操縦は難しくホバリングが精一杯・・・奥に見えるスリッパは気にしないで下さい...

全国のドクターヘリファンの皆さん,
プラモデルの方は某アマゾンなんかでも簡単に手に入りますので,
ぜひ作ってみて下さい.
ただし,手先が不器用な方には,ちょっと難しい気がします...(かなり部品が細かいので)

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          病院の玄関横にあるドクターヘリの模型.EC135です.
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病院玄関横に展示されているこの模型が一番立派ですが,
ローターは変な角度に曲がっちゃってるし,ホコリまみれですねぇ・・・
噂によると数十万くらいするらしいですよ...
今度こっそり僕のプラモデルと交換しておきます(笑).

今日は完全運休..

救命救急センター、早川です。

ここ数日、当センターは、ドクターヘリ安全研修会、岡田院長補佐退職記念祝賀会といった、イベントが目白押しでした。で、迎えた今日のヘリ担当日、相棒は、ともなり君だったのですが、生憎の天候でした

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屋上へリポートは、ホント雲の中。ある程度の視界(視程といいいます。)がないとヘリコプターの運航はできません。しかし、ここまで、視程が悪いことも、少し記憶がありません。遠隔地からの要請も一件ありましたが、代わりのドクターカーの足も遠く及ばない地域で、出動断念やむなし、でした

おまけに気温も低いせいか、救急外来は、高齢者の脳卒中が目立った一日でした..
テーマ: 今日の出来事 | ジャンル: 日記

岡田先生退官記念祝賀会

みなさん,こんばんは.
平和に当直中の中谷です.

遅くなりましたが,去る2月16日に浜松駅前のホテルオークラにて,
当院院長補佐である岡田眞人先生の退官記念祝賀会が催されましたので御報告いたします.

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ドクターヘリの黎明期を支え,今日の日本のドクターヘリシステムがあるのは,
岡田先生の御尽力によるところが大変大きいことは,
ドクターヘリに携わる方々なら,ご存じの方も多いとは思いますが,
12月末の退官に至るまではもとより,退官された現在もまだ精力的に活動をされております.

祝賀会には日本全国からドクターヘリ基地病院の方々や,
学会関係者,運航会社,行政に関する方々まで,多種多様な職種の方が集まり,
岡田先生の業績を讃え,旧交を深めておりました.

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       長年岡田先生を支えてこられた救急事務三輪さんから記念品の贈呈

定年退職ということで当院は一旦退職されましたが,
現在も非常勤医師として,小児救急やドクターヘリに関わる事への後身の指導をして頂いております.
もとより,活動的な先生ですので,定年退職ですっぱりさようならとはならないことは,
我々も十分予想しておりましたが,予想通り現在も以前にも増してご活躍されております.

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                      集合写真

これからも益々お元気に,且つ精力的にご活躍されることをご期待しております.
また遠くからご来席されました関係者の方々にも,
この場を借りて御礼申し上げます.
大変ありがとうございました.

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                 二次会も盛り上がりました....

多数傷病者事案への対応

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日のフライトスタッフは頼りになる大先輩、宍戸さん(ベテランフライトナース)と自分。

要請は1件。中東遠からの現着前要請。多重衝突事故による多数傷病者事案です。

当初より重傷者複数との情報あり。それぞれにどう対応して、どの医療機関に、誰がどの方法で搬送するか。地域の医療事情も勘案しつつ、出動途上にフライトナースと作戦を考えます。更に重傷者が増えた場合の代案も練ります。作戦は一緒に飛んでいる運航クルーとも共有します。この事前の作戦が非常に重要です。

現場上空に到着。事故状況及び消防側の動きを目視で確認。混乱している現場の救急隊群から消防無線で断片的に寄せられる情報をまとめつつ、先ずは着陸場所を設定します。

現場上空 20130217_142602

本件では直近に適地無し。無理せず、事前にCSにより手配された最寄りのグランドに先行着陸。現場は相当混乱しており、自分が事案全体の管理と重傷者対応の双方を行なうことに。

学校 20130217_掛川日坂小1

合流地点に続々と集まる救急車。現場医療処置と並行してそれぞれの傷病者の搬送先を決定し、消防側に伝えます。

並行して、合流地点に来ない救急車とは携帯電話でやり取りして状況確認と搬送先の指示を行います。

LZ 20130217_掛川日坂小2

複数の重傷者の対応を同時並行して行なうため、フライトナースとフライトドクターは役割を分担。現場処置の終了した傷病者を基地病院にヘリ搬送するのはフライトナースに任せます。フライトドクターは現場に残り他の傷病者の対応を行ないます。

それぞれの傷病者は、基地病院と最寄りの病院群とに分散搬送されました。

先日のシミュレーションで同じような想定訓練を経験していたため、合流前に現場活動のイメージが出来て、活動全体をシンプルに進めることが出来たと思います。











持てる力を全て出し切って

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日のフライトスタッフは、加藤先生と小割さん。3件のヘリ要請に対応しました。

(1)市内、山間地からのドクターヘリ要請
 →強風で運休のため、ドクターカーで対応
 →現着した救急隊の判断でキャンセルとなりました。

Drカー ① DSCF0403

(2)市内、市街地からのドクターヘリ要請
 →やはり強風で運休のため、代替の医師派遣手段を短い時間で検討。ドクターカーあるいは浜松市消防ヘリによる医師ピックアップの二案のうち、時間経過を勘案しドクターカーを選択。
 →現場と当院の中間地点で出動救急隊と合流。15分の車内処置後に当院へ搬入。

Drカー ② DSCF0404

 →静岡市内の高次医療機関へ転院の方針に。搬送手段は浜松市消防ヘリ、フライトドクター同乗。ER滞在を17分で切り上げ、屋上ヘリポートへ移動。

はまかぜ ③ DSCF0408

 →患者さんとフライトドクターを向けた消防ヘリは、静岡市に向けて離陸。

はまかぜ ④ DSCF0416

(3)県中部、山間地からのドクターヘリ要請
 →この時は風が収まりドクターヘリ出動可。しかしフライトドクターは、患者さんの搬送を終えて静岡市から消防ヘリにて消防基地に向けて帰投中。
 →消防ヘリの位置と到着時刻を勘案し、消防ヘリの進路を当院に変更。
 →まもなく消防ヘリは当院屋上に着陸。フライトドクターが消防ヘリからドクターヘリに乗り換えて再出動。

のりかえ ⑤ DSCF0427

これは当院の屋上ヘリポートが2面ヘリパッドであるという点に加えて、普段から県西部ドクターヘリと浜松市消防航空隊が密に連絡を取り合っている成果だと思います。

ドクターヘリは直近の医療機関に患者さんを搬送後、夕刻に基地病院へと帰投しました。

ドクターカー・消防ヘリ・ドクターヘリとその時の状況に応じて自分達の力を全て出し切って、可能な限り最短の時間経過で、全ての要請と更に転院搬送ミッションに対応した一日でした。

ヘリ日和

こんばんはっ!(*^_^*)
今日(というか昨日…)のヘリ当番は私、フライトナースのすずきと我らがフライトドクター紅一点の川崎せんせい&OJTの山本せんせいでした。

今日はバレンタインデーでしたねっ♡
男性の皆さんはいっぱいチョコゲットしましたか?
ロッカーを開ける際にちょっと期待しませんでしたか(--〆)

そして女性の皆さんは友チョコや自分チョコでにんまりしてませんかぁ?

っと、そんな世間はおいといて、本日は2件のドクターヘリ要請をいただきました。2件とも救急隊のナイス判断であり、迅速な治療を開始することが出来ました。
本日は時間がなく、~ヘリの車窓から~は残念ながらお休みさせていただきます。楽しみにされている多くの方々(と、私自身は思い込みしています)申し訳ありません。

代わりに点検の合間に一枚 パシリッ☆
うちの紅一点独身Drの立ち姿♥ではなく、昨日と打って変わっての吹き流しのだらしなさ
おかげでヘリは全く揺れず、天気も良好でヘリ日和?となり、本日も安全運航となりました。

__[1]

これからも、本日の貴重な研修からの学びを糧に、日々、安全運航を心がけ、静岡県西部の救急医療の一端を担っていけるよう、スタッフ全員努力してまいります。

関係機関の方をはじめ、地域住民のみなさものご理解・ご協力よろしくお願いいたします。

静岡県西部ドクターヘリ安全研修会

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日午後、当院においてドクターヘリ安全研修会が開催されました。

プログラムです。

ポスター改 20130214_224710

まずは小林宏之先生の基調講演。元日航パイロットとしての42年間の御経験から、航空安全のためのリスクマネジメントに関して、実例も踏まえて分かりやすく御講演頂きました。

小林先生 20130214_143533

続いて、関係各機関のパネルディスカッション。座長は救命救急センター長の早川先生。テーマは、「ドクターヘリの安全運航についてそれぞれの立場から」。

まずは各演者からの講演。

①消防機関(浜松市消防局 消防航空隊)の平谷さん:浜松市消防ヘリが行なっている安全対策。

航空隊 20130214_150737

②消防機関(浜松市消防局 救急隊)の鈴木さん:ドクターヘリを要請する側として心掛けている安全対策。

消防 20130214_152118

③運航会社(中日本航空 CS)の丹羽さん:CS業務・ドクターヘリの運航管理の紹介。

丹羽さん 20130214_153115

④運航会社(中日本航空 機長)の山口さん:ドクターヘリの機長の立場から、消防側に知っておいて欲しいこと。

機長 20130214_154108

⑤フライトナースの村松さん:フライトナースが普段の出動時に行なっている安全管理に関して。

ナース 20130214_161309

⑥フライトドクターの矢野先生:ドクターヘリの安全管理の視点から、普段の活動後の振り返りやシミュレーション等の重要性を強調されてました。

パネル 20130214_162159

最後に演者全員とフロアのディスカッション。

ならんで 20130214_162939

今回の研修会には、ドクターヘリに関わる消防・運航会社・医療関係者などの各機関から計86名が参加しました。

それぞれの職種の普段の活動を知り、更に職種を超えてドクターヘリの安全運航に関して皆で考える機会となりました。

ドクターヘリ運休→ドクターカー対応2件

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日のフライトスタッフは、ベテランフライトナースの佐奈さんと自分。

浜松の天候は、快晴ですが酷い強風。ドクターヘリは終日運休となってしまいました。

強風 20130213_124313

しかし・・・お昼時に浜松市天竜区よりドクターヘリ要請あり!

直ちに、以下の代案を検討しました。

①浜松市消防ヘリが当院屋上に飛来。フライトドクターをピックアップし現場派遣。
②当院救急車でフライトドクターを浜松市消防ヘリポートに搬送。市消防ヘリにピックアップし現場派遣。
③当院救急車でフライトドクターとフライトナースを現場派遣。

①は余りの強風で不可。

②と③で、地図を見つつ時間経過を概算。③の方が早いと判断し、ドクターカーミッションを開始しました。

ドクターカー運転 20130213_114855

救命救急センター事務局の花元さんが運転、山口さんがナビ。安全かつスピーディーに出動していきます。

ナース 20130213_114503

ドクターヘリ通信センター・消防司令センター・出動救急隊と電話やMCA無線で連絡。傷病者情報を収集したり合流場所を設定しつつ現場に向かいます。

南進する救急車と北上するドクターカーは、互いに意図した通りに国道上で合流。車内処置を2分間で行ない、直近医療機関への搬送となりました。

日赤 20130213_121647

更に午後にもう一件、浜松市北区からドクターヘリ要請あり!

出動したドクターカーは西進。東進する出動救急隊と電話連絡しつつ、合流場所を東名のインターに設定しました。

三ヶ日 20130213_154131

インターに先着した救急隊の待ち時間は1分弱。間もなくドクターカーが到着し合流→車内処置6分の後に当院へ搬送となりました。

このように、ドクターカーミッションは救急隊との合流のプロセスが中々難しく、尚且つ非常に大切です。

救急隊とドクターカーとがロスタイム無く合流するためには、まず消防側とドクターカー側との密な連絡と連携が必要です。更に土地勘や、今までのドクターヘリ・ドクターカー運用経験も重要になります。


祝!!10000hit

みなさん、こんにちは。
3連休の勤務から引き続き、今日も元気に働いています中谷です。

今日のヘリ当番は私と、いつも元気な情報屋・小割ナース(通称コワリヤ)
の二人体制でした。
今日は珍しくOJTなし。
天気も良く風も穏やか、絶好のヘリ日和でした。
ところが、、、
3連休明けで世の中平和だったようで、要請なし。
救急外来も比較的平和な一日でした。

ところで、昨夜未明に当ブログ開設以来、
ついに10000hitを達成いたしました!!
10月にブログを初めて約4ヵ月。
順調にページビューも増えてきて、この調子で頑張っていきます。
今後とも応援宜しくお願いいたします。

ヘリ集合写真00

外傷セミナーにもドクターヘリ

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日のフライトスタッフは、OJT山本先生(2年目研修医)・佐奈さん(ベテランフライトナース)と自分。浜松は朝方は雪もちらつく空模様で風も強く、タイダウンしてスタンバイするも要請はありませんでした。

三連休最終日、日勤→準夜にかけてERの慌ただしさは増しています・・・。

雪模様 ヘリ 20130211_085104

さて、昨日はお隣の聖隷浜松病院で外傷セミナー(JPTEC:Japan prehospital Trauma Evaluation and Care)が開催されました。地元の消防職員及び病院職員が受講し、救急現場における外傷傷病者への対応を学びました。

当院の救命救急センターからは、有賀さんと自分がスタッフとして参戦。

縮小 有賀さん ボード上 20130210_132928-1

有賀さんは傷病者役も進んで買って出て、受講生の方々の緊張を解きほぐすことにも大きく貢献しておりました(^・^)

縮小 毛布救出 20130210_133147

毛布を用いた車外救出のデモンストレーション。

更に今回の工夫として、お昼休みに自由参加のランチョンセミナーを開催しました。

(1)あらかじめテーマを呈示
(2)シミュレーション動画(多数傷病者事案にドクターヘリ・消防ヘリ出動)を供覧
(3)テーマに関して話し合う

の順に進めました。

病院職員の方には救急現場の具体的なイメージを持って頂けるように、消防職員の方にはヘリコプターとの連携や多数傷病者対応についても考えて頂けるように工夫しました。併せて、「高エネルギー外傷は消防覚知後速やかにドクターヘリを要請する」ことの重要性も実感して頂けたと思います。

縮小 ランチョン 20130210_115844

3連休2日目。

みなさん3連休かがお過ごしですか。
どうも。今日もER勤務の中谷です。

今日のヘリ担当は、最古参で部長の淺井先生、頼れる兄貴分の村松ナース。
そして、「すずる」と言われ、なかなか症例が増えないOJT鈴田ナースでした。

今日は朝からドクターヘリは要請3件。
浜松北部の山間地域の外傷事案と、
中東遠北部の山間地域の内因性疾患。
新東名高速での交通事故でした。

いずれも重症で山間地域から救急車で搬送していれば、
生命の危険が危ぶまれる症例でしたが、
速やかに現場処置を行ない、病院までヘリ搬送しています。

救急外来の方は、3連休ということもあり、
結構混み合っており、待ち時間も長くなっているようです。
やはりまだインフルエンザが猛威をふるっており、発熱の患者さんが多いようですね。
みなさんもどうぞ、お気をつけ下さい。

ちなみに、当救命救急センター職員のインフルエンザの犠牲者達は、
皆元気に復活し、今日もせっせと働いております。。。
あしたは連休最終日。
また忙しくなるんだろうなぁ(-_-)。。。

3連休初日

みなさん、こんばんは。
救命救急センター 中谷です。

今日から世の中3連休。
私は3日間ともお仕事です。。。

ドクターヘリは、昨日は一日強風にて運休。
今日も夕方まで要請無しでした。
担当の矢野先生はイジケ気味・・・
日中は病棟とERのお仕事をきっちりこなして頂きました。

夕方の引き継ぎも終わり、さあ回診して今日は終わろうかという時に、
遠隔地からのドクターヘリ要請が・・・
日没も近く、このままでは現場にドクター、ナースを投入し、
ヘリは基地病院へ帰投となる、俗に言う「置き去り」になりそうです。
(ドクターヘリは日没後は所定の夜間照明設備のない場所では離着陸できません)

こういう時は現場で患者さんに必要な処置を行ない、
救急車に同乗し直近の病院へ搬送した後は、
公共の交通機関を使って自力で病院まで帰ってきます。
遠隔地だと病院に着くのが夜中になることも。。。

今日のミッションは途中でキャンセルになりましたが、
日没との戦いは今後も続きます。

インフルエンザ・・・

みなさん,こんにちは.
救命救急センター 中谷です.

今日のヘリ当番は私と,安定感抜群の山田ナースと,
今月から救急科研修でヘリのOJTをしている山本Dr.の3人体制でした.

やまもと
             余裕の表情の山本Dr. 現場出場途上にて.

今日は市内からの交通事故関係の出動2件.
いずれも浜名湖をまたいでの出動でした.

浜名湖
                    広大な浜名湖

浜松の西側には有名な浜名湖がありますが,
これを車で一周すればゆうに1時間以上は掛かります.
ヘリならひとっ飛びで3分程度.
今日もヘリの機動力を遺憾なく発揮した活動ができました.

ところで,巷ではインフルエンザが大流行ですが,
当救命救急センターもインフルエンザにやられる職員がちらほら・・・
もともとギリギリの人数で回しているので,もはや勤務は火の車です.
かくいう私も今日は臨時の夜の当番.
昼の勤務から引き続きで頑張っています.

みなさんもインフルエンザ気をつけて下さいね.

週末の浜松ドクターヘリ

救命救急センター 救急科 志賀です。

この週末のドクターヘリの活動をまとめてお伝えします。

2月2日(土)は転院搬送2件。

浜松市北部地域から基地病院まで、いづれも当初は救急隊による搬送の予定でした。しかし実際に出動した救急隊が「傷病者の状態が安定しない」「陸送では搬送に時間を要する」と判断。直ちにドクターヘリが要請されたものです。

縮小 20130202_82三ケ日中

2件とも陸送と比較して搬送時間が大幅に短縮し、更にフライトスタッフ(医師・看護師)の管理下に搬送が行なわれています。救急隊のドクターヘリ要請の判断は大変的確であると考えられました。

2月3日(日)は現場要請2件。

1件目はスタンバイ開始前、中東遠からの救急隊現着前要請です。現着した救急隊の判断で上空キャンセルとなりました。

2件目は県西部からの救急隊現着前要請です。

縮小 DSC_0256

上空から救急現場を確認し、更に最寄りの着陸適地を検索。

縮小 20130203_湖西市現場直近農道

現場直近の農道に着陸し、フライトスタッフは走って救急車に合流。手短かな現場活動の後に、基地病院にヘリ搬送となりました。

この日は更にドクターカー出動1件もありました。

前日2月1日(金)二次救急当番日の夕方から始まったこの週末は、全てのヘリ搬送が基地病院に集中し、更に通常の救急搬送も非常に多く・・・救命救急センターは大混雑でした。でも、皆で頑張って乗り切りました(^・^)







脳卒中とドクターヘリ

みなさん,こんばんは.
救命救急センター中谷です.

今日のヘリ当番は私と,ヘリ大好きナースの鈴木看護師です.
今日は久しぶりに風も少なく,穏やかな天気でしたが,
当院ドクターヘリのBell429君は,整備のため昨夜から名古屋空港へ帰っていました.

夜中にかけて整備をしてもらい,朝一で名古屋空港を離陸し,
いつものスタンバイより少し遅い,8時30分には病院屋上ヘリポートへ着陸しました.

ちょうどその時,ヘリ要請のホットラインが...
山間部地域での脳卒中疑いの患者さんのヘリ要請でした.

ドクターヘリはすぐに出動の体制を整え,
要請から20分後には患者接触することが出来ました.
これが陸路で直近の医療機関に運べば,1時間以上はかかる地域です.

風車
           途中風力発電の風車がぐるぐる回っています.

脳梗塞の場合は発症から3時間以内がrt-PAという,血栓を溶かす薬が使える制限時間で,
(現在は4.5時間まで延長されるケースもあります)
これを超えると決定的な脳梗塞の治療が行えないことが多いのです.

脳卒中は時間が命で,Time is Brainという標語がアメリカでは出来ていて,
テレビなんかでも大々的にキャンペーンが張られたほどです.
残念ながら日本では,そこまでのキャンペーンはありませんが,
医師会などが地道に広報活動を行なっています.

ナース
             機内で事前の準備を整える鈴木ナース.

そういう時間が命の脳卒中診療において,
山間部などの遠隔地からの搬送の場合,搬送時間で貴重な治療の機会を奪うことにもなりかねません.
そういうときにもドクターヘリや消防ヘリなどの早期に山間部からでも搬送できる方法は,
患者さんにとって,かなりメリットのある方法です.

今回も救急隊の判断で,早急な搬送が必要と判断され,ドクターヘリの早期の要請となりました.
救急隊による的確な判断,ドクターヘリによる早期の搬送など,医療側は最善を尽くしますが,
一番大事なのは麻痺などの脳卒中を疑う症状が出たら,
すぐに医療機関を受診するという患者さんの脳卒中治療に対する理解が大切です.
もし,脳卒中を疑う症状(言葉が出にくい,麻痺があるなど)でたら,みなさんもすぐに受診して下さいね.
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