聖隷三方原病院 高度救命救急センター    ドクターヘリのブログ

静岡県西部地区でドクターヘリを運営している 聖隷三方原病院 高度救命救急センターのブログです.

市街地と山間地と

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日のフライトスタッフは、自分・大越先生(OJT:後期研修医)・佐奈さん(最古参フライトNS)の3人です。

本日はドクターヘリ要請3件。

【1】静岡県中部 外傷事案 救急隊現着前要請
現着した救急隊より連絡あり、ドクターヘリ離陸前キャンセルとなりました。

【2】市内 外傷事案 救急隊現着前要請
現場は基地病院からヘリで数分の市街地です。ヘリは現場へのアクセスの良い直近農道に着陸し、エンジンカットせず医療スタッフを現場投入。事故現場を横目で見て状況も確認しつつ、100m程全力で走って救急隊と合流。

医師2名体制のため、大越先生は主に医療処置、自分は処置介助に加えて全体管理と受け入れ病院への連絡、佐奈さんは静脈路確保と薬剤投与、と役割を分担して現場活動を進めます。合流後8分で現場を離脱し、救急現場で出来うる最大限の二次救命処置を行ないつつ、直近医療機関にドクターカー方式で搬送を行ないました。

ドクターヘリは病院敷地内のヘリポートに回送。搬送を終えた医療スタッフを回収し、基地病院に帰投しました。

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大変お忙しい中、搬送を受け入れて下さいまして本当にありがとうございました。

【3】長野県南部への応援出動 外傷事案
長野県も2機のドクターヘリが運航しています。本件は強風・他事案出動など2機とも対応出来ないため、次に最寄りである静岡県西部に出動依頼がありました。

離陸は16:59。本日の日没は18:21。日没までに基地病院に帰投しなければなりません。分刻みで時間を計算しながらの活動になります。

基地病院から現場までは直線で約50km、20分程度で現場上空に到着します。現場は段々畑の真ん中でヘリの着陸適地は無し。現場からやや谷側のヘリポートに着陸。待機して頂いた警察車両にピックアップされ、救急現場に向います。

車両進入限界まで進んだところで、患者さんを救出してきた救急隊と合流。この時点で、長野県内の医療機関へのヘリ搬送は、時間的に間に合いません。基地病院へのヘリ搬送は間に合いそうですが、長野県と静岡県では生活圏が異なるため、極力避けたいところです。幸い患者さんの状態は安定しており、現場処置の後に救急隊により県内の医療機関に搬送の方針としました。

医療スタッフは再び警察車両にてヘリポートまで送って頂き、日没前に基地病院に帰投しました。

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2機のヘリの離着陸

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日は、浜松市消防ヘリと県西部ドクターヘリが、当院屋上ヘリポートに連続離着陸する場面がありました。

まずは浜松市消防ヘリが、市内北遠の救急現場から患者さんを搬送して来ます。

浜松市消防ヘリが屋上に着陸する直前に、ドクターヘリホットライン。市内北遠の救急現場からの出動要請です。

基地病院CSは、医療スタッフと極短い時間で方針を確認しつつ、離着陸の順番を判断します。

①浜松市消防ヘリが先に着陸。但し患者さんは機内で待機。
②ドクターヘリが次に離陸。
③浜松市消防ヘリ機内の患者さんを当院に搬入。

この方針を、CS→浜松市消防ヘリ(消防無線)及びCS→ドクターヘリ(医療無線)で伝えます。

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③を始めた段階で、消防よりドクターヘリキャンセルの連絡あり。CSは現場に向うドクターヘリにキャンセルの旨を伝えつつ、次の離着陸の順番を決めて、それぞれのヘリに直ちに伝えなければなりません。

④浜松市消防ヘリの患者さん搬入終了後、航空隊員を機内に収容
⑤浜松市消防ヘリが離陸
 *この間、ドクターヘリは上空を旋回し待機
⑥ドクターヘリが着陸

先刻と同様、CSから2機のヘリにこの旨を伝えます。更に2機のヘリ同士も交信しつつ確認を行ないます(航空無線)。

このように、2機のヘリの離着陸は、非常に気を使います。

基地病院CSは、複数の種類の無線を駆使して両機と連絡を密にします。更に航空安全を重視しつつ、尚且つ通常通りに患者さんのスムーズな搬入やヘリの速やかな出動が出来るよう、最善を尽くしています。

浜松市消防ヘリコプターとの連携

救命救急センター 救急科 志賀です。

ここ数日の出動状況です。

8/21 夜間にドクターカー現場出動2件
8/22 ドクターヘリ現場出動2件
8/23 ドクターヘリ要請無し、浜松市消防ヘリによる搬送1件

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本日は、県西部ドクターヘリと関連の深い浜松市消防ヘリに関してご紹介します。

静岡県には消防機関のヘリが三機あります。
(1)静岡県防災ヘリ「オレンジアロー」
(2)静岡市消防ヘリ「かわせみ」
(3)浜松市消防ヘリ「はまかぜ」

浜松市消防ヘリは、2010年5月より運用が開始されました。火災への対応や救助活動に加えて、救急活動(患者さんの搬送)にも力を入れています。

浜松市は南北に長く、医療機関は市街地に集中している傾向があります。よって北遠地域から市街地への患者さんの搬送は、陸路ではかなりの時間を要してしまいます。消防ヘリで対応することにより、搬送時間が大幅に短縮し、必要医療機関へ患者さんを早期に収容することが可能となります。

浜松市消防ヘリは、ドクターヘリ重複要請時にも力を発揮します。具体的には、ドクターヘリが他事案に出動中に浜松市内でもう一件ヘリ適応の患者さんが発生した場合、事案内容により

・早期搬送を優先するなら、消防航空隊が対応し、浜松市消防ヘリで患者さんを搬送します。
・早期医療介入を優先するなら、浜松市消防ヘリが当院屋上で医師をピックアップし、医師現場投入を行ないます。

当院における浜松市消防ヘリの受け入れは、平成25年度は現時点で14件です。このうち12件が航空隊による搬送、2件は医師ピックアップ方式による搬送です。

当院救命救急センターでは、消防からの出動要請があった場合、

①ドクターヘリ
②浜松市消防ヘリ
③ドクターカー

これらを事案内容・発生場所・発生時刻・天候等の状況により適宜選択し、可能な限り最大限対応しています。

ドクターヘリと消防ヘリ 

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日は、連続する二つの事案にドクターヘリと浜松市消防ヘリで対応しました。

【1】中東遠 市街地 →ドクターヘリ対応
119入電直後、司令段階での要請です。

ヘリは現場直近の駐車場に着陸。医師看護師は待期していた消防車両に乗り換えて、救急現場に向かいます。

現場で車内活動中の出動救急隊と合流。この時点でCSより「次の要請が入るかも」との一報あり。連続要請となっても対応可能なように、コンパクトな現場活動を心掛けます.患者さんの診察と並行して必要医療処置を行ない、近隣の医療機関にヘリ搬送を行ないます。

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大変慌ただしい中にも関わらず、患者さんを受けれて下さって本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

【2】市内 山間地 →浜松市消防ヘリ対応
前事案にドクターヘリが出動していることもあり、救急隊及び航空隊による対応。消防ヘリで当院に搬入となります。

屋上ヘリポートには、事案【1】を終えて帰投したドクターヘリと相次いで、患者さんを収容した浜松市消防ヘリが着陸。元々屋上に待期していたERスタッフと帰投したフライトスタッフが協力して、患者さんの受け入れを行ないます。

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少しでも早く医療介入を開始するため、屋上での引き継ぎ後直ちに救命処置を追加。その後速やかに1階のERに搬入します。

浜松市内であれば、ドクターヘリが他事案出動中でも状況に応じて市消防ヘリが対応することも可能です。

そのためには、普段からの両機の連携が重要となります。更に、2面ヘリパッドという特徴を活かすことにより、2機連続のスムーズな受け入れが可能となります。



ヘリの機動力を活かすには

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日のドクターヘリは現場出動2件、連続要請です。

【1】中東遠(市街地) 高エネルギー外傷
救急隊現着前の要請です。119通報を受けた時点で、司令がヘリが必要と即時に判断。救急隊の出動とヘリ要請は同刻です。

ヘリは現場直近の農道に一旦着陸し、医師看護師は走って現場に向います。搬送先と搬送手段が確定するまでは、ヘリは上空旋回し待機。

医師看護師は救急車内で患者さんと合流、診察しつつ必要な医療処置を行ないます。ヘリ搬送の方針が決まり、ヘリは救急車とのアクセスの良い最寄りのグランドに着陸。患者さんの機内への移動を行ない、近隣医療機関に搬送を行ないました。

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本事案で、もしも救急隊のみの活動だとすれば、救急隊現着から直近医療機関収容までは恐らく40分以上を要すると思われます。実際にはヘリが出動することで、現着から10分後に医師看護師が合流しています。出動救急隊の方の「凄く早くヘリが来ました」というコメントが印象的でした。

【2】県中部(山間地) 内因性疾患
前事案を終了し基地病院に帰投する直前に要請あり。山間地より、救急隊現着前の要請です。救急隊の現場へのアクセスにも患者さんの医療機関への搬送にも、相当な時間を要する地域です。

ヘリは一旦基地病院に着陸し、長時間の搬送も考慮して燃料を補給し、再度離陸して現場に向います。

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患者さんを車内収容した救急隊と、現場直近のヘリポートにて合流。現場にて必要医療処置を行ない、静岡市内の救命救急センターにヘリ搬送を行ないました。

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本事案で、もしも救急隊のみの活動を行なった場合、医療機関への陸路搬送には優に60分以上を要します。ヘリ搬送時間は10分であり、搬送時間が大幅に短縮しています。

・事案【1】 市街地で、高エネルギー外傷患者さんに早期接触する。

・事案【2】 山間地から、患者さんを早期に高次医療機関に搬送する。

どちらの事案でも、ドクターヘリの機動力を活かすことが出来たと思います。そのためには、消防の方々のヘリ要請の判断、及びそのタイミングが重要となります。

本日の2事案とも、これらの判断は非常に素晴らしいと思います。そして「それぞれの地域性に合わせて、ヘリを使うのが上手い」と実感します。出動された消防の方々、本当にお疲れ様でした。

また、二つの事案で患者さんを受け入れて下さった医療機関の皆様、本当にありがとうございました。

汗にまつわる話

こんばんは、まろきちです。
ご飯が炊きあがるまでに書き上げるぜ!

今日のヘリ当番はまろきち、有賀ナース、整形外科OJT尾藤先生(通称:びとちゃん)でした。
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びとちゃんは、私や中谷先生がこの病院に初めて赴任してきた時、研修医2年目でした。
ちょうど救急科のローテートをしていて、朝、私達よりも先にちゃっかりフライトスーツを着ていて、
OJTを率先してやってました。OJTの経験数は彼のほうが上かも。
時が過ぎ、整形外科医として、今日みたいに一緒に乗って現場に出動できるのは、
なんだか感慨深いものがありました(*^_^*)

本日は出動1件。
今日は、汗にまつわる話。

今日も現場は暑く、特に、処置を行う救急車内はムンムンでした(>_<)
患者さんの保温が優先なのと、緊迫した状況とで、救急隊も医療スタッフも半端なく汗だく。
ふと見あげた救急隊の方の額には汗のつぶが!!
そういう私も汗が目にしみて、目がしょぼしょぼ(>_<)
みんな汗だくで処置をしていたら、家族の方が、ハンドタオルをそっと差し出してくれました。
恐縮して「いいですよ、大丈夫ですよ」って言ったら、今度は有賀ナースにそっと差し出してくれて・・・
同じく恐縮して「ぼくらは大丈夫ですよ」。
不安なキモチでいっぱいなのに、私たちのことを気遣ってくれたやさしさが
ココロにしみました。

人と深く深くかかわる仕事。
ドクターもナースも救急隊を始め消防の方々もみんな
辛いことがあっても今まで続けてこれたのは、
ふとした人のあったかさをいただいてきたから・・・って思うのです。

よし、ご飯が炊けた!

じゃ、また、明日(*^_^*)

今日のフライトスタッフ

こんばんは、まろきちです。
今日のヘリ当番は、まろきち、山田ナース、OJT大越先生でした。
おや?
数回前のブログで、とある参道を汗だくだくで全力疾走したメンバーでは??

今日は、山間部の医療機関から当院への転院搬送1件とキャンセル1件でした。
昨日休みだったので、この地域まで車で行ってみたのですが、川沿いの道をくねくね1時間以上。
今日はヘリで10分ほど。
ヘリの有用性を実感しました。
と同時に、ヘリが飛べない状況下(悪天候や夜間など)では、この地域の病院の先生方や、
消防の皆さんが一生懸命守ってくださってるんだなって思いました。
時々、夜間に当院まで救急車での搬送がありますが、
高次医療機関への搬送を決断し同乗してきてくださる先生や、
1時間以上くねくねした道を安全に搬送してきてくださる救急隊の方々の気持ちに
きちんと応えられるようにせにゃならんってあらためて思いました。


一日を通してヘリは平和だったので、今日の3人のオフショット。

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スタンバイが終了するとナースが機内の確認とバックの中身の整理をしてくれます。
現場処置の残骸をくちゃくちゃに放り込んだドクターバックもきれいに片づけてくれます。
ありがたや、ありがたや・・・

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大越先生は今日は救急車の患者さんを主に診療してくれてました。
夕方引き継いだ研修医に「あとはまかせたぞ!」
なぜか研修医のほうが偉そうなのは・・・、がっしり度のせいか??

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足元くまもん。
同僚かつ悪友(マブダチ)のN谷先生が、夏休みのお土産で買ってきてくれました。
痛すぎるぜ、残念すぎるぜ、アラフォー女子・・・(-_-;)

それでは、また!

今日のOJTヤマピー。

みなさん、こんばんは。
今日のブログ担当も、またまた中谷です。

今日は医学生の見学の方が来てくれました。
最近は夏休みなので、ちょくちょく見学の学生さんが来てくれますが、
今日の学生さんは救急医志望!!
おもわず、いつもより力を入れて接遇しちゃったかも・・・

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そんな熱心な学生さんの見学の時は、結構静かな救急外来の時が多いのですが、
今日はそんなことはお構いなしで、ドクターヘリ要請は5件もありました。
1件は救急隊現着後軽症キャンセルで、1件は同時要請のため対応できず、
消防ヘリによる搬送となりました。

現場出動は3件でしたが、やはり今日も暑さとの戦いでもありました。
一出動ごとの水分補給は欠かせません。

そんな中事件は起きました。
今日は三方原のヤマピーこと、OJT研修医山下先生が同乗実習していましたが、
現場直近にヘリを降ろし、現場まで走っていく最中に、ヘルメットを脱いだ拍子に眼鏡も取れてしまったようです。
我々フライトスタッフは、ヘリを降りたら患者さんのいる現場や救急車内に猛ダッシュで向います。
一刻も早く患者さんに接触し初期治療を行なうためです。

そう言う状況を見ていたせいか、山下先生は落とした眼鏡を拾わずに、
猛ダッシュで患者さんの元に駆けていきました。
もともとそれ程視力は悪くないとのことで、医療行為に支障はなかったようですが、
全ての活動を終わり基地病院に帰ってきて、ボソッと「眼鏡落としちゃいました・・・」と。

患者さんのために落とした眼鏡も顧みず、その心がけは立派だ・・・
と、誉められたかどうかはわかりませんが、
ヤマピーらしい(いい奴なんです)なあと思いました。

仕事が終わって、日没前に現場へ戻って眼鏡探してきますと出て行きましたが、
もう外真っ暗だけど、見つけたのかな?
誰か山下先生の眼鏡見つけたら、御報告下さいm(_ _)m。。。

今日も熱い!!

みなさん、こんばんは。
今日のブログ担当も中谷です。

今日もフライトドクターは私。フライトナースはベテラン宍戸さん。
今日は医療側のOJTはなしで、二人体制でした。

今日もまた一段と熱い一日でしたが、
やはり今日も熱中症の方が沢山でした。。。
これだけ暑いと、いくら気をつけてもなっちゃうんですね・・・
一に予防、二に予防が熱中症の基本ですが、
怪しいなと思う症状が出た時は、早めに受診も大切です。

今日のドクターヘリ要請は5件とドクターカー要請が1件ありました。
5件の内1件は救急隊現着後軽症キャンセル。
3件は現場出動でしたが、どこの現場も当然猛暑で、一出動ごとに汗だくです・・・
残りの1件は重複要請で、対応調整に時間がかかるため直近の救命センターに救急隊のみでの搬送としています。

現場出動の内2件は中東遠地方の出動で、1件は直近の医療機関に搬送させていただきました。
対応していただいた医療機関の皆様、大変有り難うございました。

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今日も搬送後に回送してくるドクターヘリを待ちましたが、
今日は搬送した病院から、ヘリの回送地までが結構距離があり、
歩いて移動したのですが、ヘリスーツの重装備にドクターバック抱えての移動ですので、
到着時にはさらに汗だく・・・

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ヘリでスイスイ移動してきた、機長や整備さんが若干恨めしかった・・・
かどうかはわかりませんが、とにかく暑い!!

その後、浜松市内山間部でのショック事案に対応しましたが、
ドクターヘリ着陸適地のないほどの山奥での事例で、救急車でのピックアップでの現場投入となりました。
直近の学校グランドでピックアップしてもらい、
これでもかという程の山道を約30分程走行し現場到着となりました。
結構重症の症例で、暑さによる汗や、違う感じの汗もかきながら、
なんとか処置を済ませ搬送となるのですが、またもと来た道を戻るのかと思うと、
少し気が遠くなる感じがしていました。

すると、どこからともなく聞き慣れたエンジン音が・・・
そうです、ドクターヘリが我々を降ろした後、空中から我々を詮索して、
なんと現場直近に奇跡的にあった空地に着陸してくれたのです!!

これは我々にとっても涙が出る程ありがたかったですが、
何よりもこれだけ重症の患者さんにとって、搬送時間が大幅に短縮できることは、
最大に治療効果を上げることが出来ます。

機長や整備さんが気を利かして現場直近まで詮索に来てくれなければ、
成し得なかったことで、正にチームワークの勝利でしょう。
早期治療介入、早期搬送の甲斐あって、患者さんの容態は安定。
非常によい活動であったと思っています。

これからも医療スタッフのみならず、運航クルーのみんなとも力を合わせ、
さらによい活動が出来る様、暑さに負けず頑張っていきます!!

暑い!!熱い!!

こんばんは.
昨日も今日も明日もフライトドクターは私,中谷です.

毎日暑い日が続きますが,皆様元気にお過ごしですか?
今日も日本中かなりの暑さだったようで,40℃を超えた地域もあったようですね.
ここ浜松も当然のごとく猛暑で,37℃近くまで気温が上がったものと思われます.
体温以上の暑さだと,風も涼しく感じません...

今日も日本中で熱中症になってしまった方が沢山いたと思いますが,
静岡県西部地方もCS(通信センター)で消防無線を傍受しているだけでも,
相当な数の熱中症患者さんが救急搬送されていた様です.
当院にも沢山の熱中症患者さんが来院されました.

こんな暑い日には外でスポーツしたり,作業するのをちょっと控えた方が良いのではと思いますが,
どうしてもしないといけない時には,電解質の入った水分補給を充分に行ない,
体温が上がってしまわないように,涼しいところでの休憩をこまめにとって下さいね.

ところで,今日のドクターヘリは要請4件.
うち1件は救急隊現着前要請で,現着後に軽症の為キャンセル.
現場出動が2件.ほか1件は重複要請の為対応できず,救急隊のみでの搬送となっています.

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1件は直近の総合病院へドクターカーで搬送しました.
あとでドクターヘリのみ病院ヘリポートまで回送し,それに乗って帰投ですが,
聖隷三方原病院屋上ヘリポート以外の場所で,ドクターヘリが着陸してくるところをみる機会は,
我々もそんなにありません.

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ヘリポートのすぐ近くで待機し,写真を撮ってみましたが,
ダウンウォッシュが思いのほか激しくて,途中からはまっすぐ立って見ることは出来ませんでした.

みなさんも,ヘリが近くに降りて来るようなことがあったら,
ちょっと離れてご覧ください.
近くに立っていると強烈なダウンウォッシュで,転んでけがをする可能性もあります...

もう1件は交通外傷事案で現場出動後,他院救命救急センターへの搬送となりました.
受け入れて頂いた各病院の皆さん,大変ありがとうございました.

今日は猛暑のお陰で,出動の後は汗でびちゃびちゃ.
帰って来てからも今日は22時までの遅番勤務なので,
自分が熱中症にならないように,水分補給はしましたが,休憩は出来ず・・・
涼しい院内環境のお陰で,なんとか無事に勤務時間を終えることが出来ました.

明日もヘリ当番です.
自分も熱中症にはならないように,でも心は熱く!!がんばります.

ドクターヘリシミュレーション

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日、第8回静岡県西部ドクターヘリシミュレーションが開催されました。テーマは「基本的な部分の見直し」です。

救命救急センター長によるミニ講義に続き、屋上ヘリポートと1階駐車場の2ブースに分かれて実技シミュレーションを行ないます。

シナリオは、①成人内因性疾患 ②成人外傷 ③小児内因性疾患 ④多数傷病者事案 の四つです。

自分が担当した屋上ヘリポートでは、まず整備士さんから、機体やストレッチャー移動に関して説明があります。
     
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次いでシナリオ開始。想定付与に続いて救急隊が先着、まず患者さんを評価します。続いてフライトチームが合流。現場で医療処置を開始します。

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小児のアナフィラキシーショック患者さん(人形)に対して、アドレナリンを体重換算して大腿部に筋注しています。

現場で患者さんの状態の安定化を図りつつ、ヘリ搬送の準備も進めます。救急車からヘリのストレッチャーに患者さんを移動し、ヘリコプターに向います。

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機体後方より患者さんを機内に搬入し、離陸に向けて準備を進めてエンジンスタートした所でシナリオ終了。
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この後、参加者全員でグループディスカッション方式で振り返りを行ないます。

屋上では、実際に機体を使用できる利点を活かして・・・

 【1】救急隊とフライトチームの合流時の現場医療活動 
 【2】実際に患者さんをヘリ搬送するために、現場から機内に搬入する 

この二つに重点を置いて実技と振り返りを行ないました。

本日は病院関係者・運航スタッフに加えて、50名以上の消防職員が参加しました。参加された皆様、本当にお疲れ様でした。皆の交流も深まり、ドクターヘリシミュレーションは「消防・医療・運航」の各者が互いに顔を見て話し合える場であることも実感しました。

重複続く

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日は夜勤中。準夜帯は複数の救急搬送を並行して受けつつ、更にドクターカー出動もありました(後述)。日付が変わり、患者さんの来院も一旦途切れました。

8月7日のドクターヘリ要請は4件です。

(1)志太榛原 交通救助事案
(2)中東遠 小児外傷事案
(3)愛知県東三河 内因性 施設間搬送
  *愛知県ドクターヘリが他事案出動中の重複要請のため、静岡県西部ドクターヘリに依頼

(3)の出動中に、中東遠からドクターヘリ要請あり。市内であれば消防ヘリによるピックアップ出動あるいはドクターカーで対応することも出来ますが、市外では足が届かず・・・他の地域のドクターヘリに応援を依頼したとしても、現場到着にはかなり時間を要してしまい、救急隊のみの活動の方が患者さんの病院搬入(→医療介入開始)が早くなります。本事案は不対応となりました。

(3)の出動中に更にもう一件、市内の医療機関から当院までの転院搬送の依頼あり。先方から聴取した内容からは、患者さんの状態は不安定で、搬送中の急変もかなり危惧されます。

・ドクターヘリは出動中。
・消防ヘリは既に夕刻のため対応困難。
・位置関係からは、陸路の方が却ってアクセスも良いと判断。

→当院から迎えドクターカーを出動する方針としました。

医師2名と看護師2名を人選し、すぐに準備。並行して消防司令センターとも調整を行ないます。

同時出動した消防の救急隊とドクターカーは、先方の医療機関内で合流。患者さんは医師・看護師が対応しつつ当院に搬入となりました。

昨日、本日と多くの出動要請が続きます。病院前医療のニーズは、決して日中だけでなく夜間にもあります。

夜間は人員の関係により、出動のための専従スタッフは配置していません。救急外来を診ているメンバーから人を割いて出動する形となります。そのため毎回必ずという訳には行きませんが、可能な限り最大限対応しようと思っています。

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重複要請×2

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日のヘリ勤務は、自分・菊地先生・鈴木ともなりさん(NS)の医師2名体制です。

ヘリ要請は4件。このうち1と2、3と4がそれぞれ重複要請です。

(1)市内 交通救助事案
事故現場のはす向かいの駐車場に着陸。フライトスタッフは安全確認して交差点を渡り、走って救助車両→患者さんの順に接触。間もなく救出が済み、救急車内にて医療処置を追加。菊地先生と鈴木ともなりさんが救急車に同乗し、当院にドクターカー搬送となりました。

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(2)中東遠 小児内因
前事案の活動中に要請あり。菊地先生と鈴木ともなりさんは陸路で基地病院に向かっているため、自分1名でこの事案に向かう事に。ヘリは離陸し、一度基地病院屋上にてタッチアンドゴーで医療資機材を補充し、次の現場に向かう方針に。

その後、現着した救急隊よりキャンセルの連絡が入りました。

*この後更に、浜松市消防ヘリによる患者さんの搬送もありました。

(3)東三河 外傷
天候不良で愛知ドクターヘリが対応出来ないため、浜松に要請となったものです。現場直近の消防署屋上ヘリポートに着陸。消防署1階に到着した救急車内に乗り込み、医療処置を追加。再び屋上に戻り、近隣の救命救急センターにヘリ搬送となりました。

(4)市内 水難救助事案
前事案の活動中に要請あり。搬送先医療機関のスタッフにお願いして、ストレッチャーと酸素をヘリポートまで持って来て頂き、そこで手短に引き継ぎ。燃料残量も確認しつつ、市内の事案に向かいます。

現場上空に着くと、既に浜松市消防ヘリが先着して患者さんの捜索を行っています。

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ドクターヘリは岸に着陸。待期して情報収集しつつ捜索を待つことに。本事案では捜索の結果患者さんはおらず、ドクターヘリはキャンセルとなり帰投しました。

4件のうち合流して診療を行ったのは、結果からみれば2件でした。しかし要請を受けた時点ではそれはわかりません。

重複要請に対して・・・

基地病院側では、現事案と次事案の位置関係・医療的優先度・距離・燃料・人員・残りの医療資機材など、色々な要素を極短時間で勘案しつつ、出来るだけ全ての要請に対応出来るように調整を行います。

出動スタッフも、ひとつひとつの事案は大切にしつつ、よりコンパクトな現場活動を心掛けて、速やかに次事案に対応出来るようにします。

重複要請に対応する場合には、いつも以上に基地病院と出動スタッフの密なコミュニケーションが重要、と感じた1日でした。

一緒に頑張りましょう!

こんばんは、まろきちです。
今日のヘリ当番は、まろきち、有賀ナース、OJT大越先生でした。
今日も暑いし、ソルティライチ、ソルティライチ・・・って考えて、家から持って行きましたが、
飲まずに終わる平和な一日でした。
平和・・・、そう!中谷先生が夏休みから帰ってきたので、平和な一日となりました(*^_^*)
まろ救、ハリケーンマロキチーナも、中谷先生の平和オーラにはかないません!
おかえり、中ちゃん!ありがとう、中ちゃん!

ここ最近、ヘリ当番が続きましたが、ちょっと忙しくてゆっくり書けなかったので、
まとめて・・・。

最近、山での活動が多く、山ガール、いっそ、川崎ではなく、山崎にしちゃったらと言われるくらい。
山での事案では、消防の方々と一緒に汗だくだくでの活動になります(>_<)
患者さんの搬送で、消防の方々のプロの仕事に、率直に「すげー」と感激し、感謝します。
先日、浜松市北部の山の斜面での事案では、救助の方々がすぐに現場に到着してくださったので、
状態の危うい傷病者を早期に救急車内に搬送できました。
消防の方々の、「先を読む」力に助けられました。
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この事案、局所的に強い雨が降り、もう少しヘリへの搬入が遅ければ、ヘリ搬送ができなくなるところでした。
間一髪、飛び立つことができて、無事に早期に搬送することができました。

昨日は、これまで一緒に活動する機会が少なかった地域での事案がありました。
お互いにやりとりに不慣れな分、戸惑うこともかなりありましたが、
合流して、救急車を開けた時に、
「あっ、先生!またよろしくお願いします!」
って言葉に、緊張とちょっとキーっとなってたキモチが、少し和らぎました^_^;

直近の搬送先の病院も前回重症患者さんを受けていただいたこともあり、
初めての病院に行く時の緊張や不安がなく、かつ、病院のスタッフの方々が大勢で迎えてくださり、
安心感がありました。
ありがとうございました。

お互い顔の見えない関係で、緊迫した状況の中で一緒に活動をするのは、お互いにストレスを
感じます。お互いに相手の考えていることを読もうとするのですが、うまく伝わらないはがゆさ。
状況が緊迫すればするほど、どうしても、キーってなってしまう。。。
でも、今回、偶然、前回重症患者さんの対応を一緒に行った救急隊の方で、顔を覚えていてくださって、
「あっ、先生!」って一言。
たった一言だけど、顔の見える関係の大切さを感じました。
帰投する前に、私たちヘリの医療スタッフが考えていることを伝えた時に、
それをカキカキ、メモしてくださっていた隊員の方の姿がうれしかったです(*^_^*)
少しずつですが、一緒にいい現場活動ができたらいいなって思います。

先日、夜勤の時に、ロード&ゴーの患者さんが搬送されました。
搬送してくれた救命士さんに、
「夜間のロード&ゴーを受けるのは、やっぱり怖い・・・」
って打ち明けたら、
「いつも一緒に働いてるつもり。少しでも力になれるように頑張りますから、一緒に頑張りましょう!」と。

一緒に頑張りましょう!
緊迫した現場、初療活動で、張り詰めた気持ちを救ってくれる、あったかい言葉です(*^_^*)

汗だくの一日

こんばんは、まろきちです。

今日のヘリ当番は、小割ナースとのレディースデー。

1週間実習にきてくださっていた救命士さん二人と、ブログ登場を約束したので、
オンナに二言はない、夜中ですが、書かせていただきます!
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というわけで、屋上に初めてきてくださった救命士さんたちとの1枚。
私の夜勤サイクルとかぶっていたので、忙しいERでずいぶんお手伝いしていただきました(*^_^*)
ありがとうございました。

今日は出動が3件。
夕方終わった1枚。
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ふたりとも汗だくでした・・・

では、また明日。
あっ、もう今日でした。

初めての現場出動

こんばんは、まろきちです。

今日のヘリ当番は、矢野先生、鈴田ナース、OJT整形外科医:川口先生でした。
出動は1件。川口先生にとっては初めての現場出動となりました。
夕方の反省会の一幕。
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(あっ、これ、菊地先生が「猛省」してるってわけではなく、ポジションがたまたま・・・^_^;)
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初めて現場を経験した川口先生の一言。
「もし重症患者さんが複数いたら・・・と思うと怖かった。でも、自分も役にたてるように頑張りたい!」
普段、病院外で医療活動を行う機会のない救急科以外の先生方が、積極的に病院外の医療活動に
加わってくださることは、本当に心強いです(*^_^*)

・・・って、今日はここまで。

また、明日(*^_^*)

フライトスタッフのオトメたちの夏

真夜中にこんばんは、まろきちです。
ついさっき、お風呂に入り、半乾きのぼっさぼっさの髪のまま、コレ書いてます^_^;

今日は、いや、昨日のヘリ当番は、
まろきち、山田ナース、OJT大越先生でした。
出動は2件。
1件目は、真昼に、とある参道(山道?)を約1kmほどダッシュしました。
過換気で両手がしびれても、汗が目にしみて視界がかすんでも、
自分が転んで傷病者を増やさないことに注意しながら、
とにかく必死に走って、傷病者のいるところに向かいました。
山田ナースと大越先生に直近の病院にドクターカー方式で搬送をお願いし、
私は、次事案要請があった場合に備えてヘリとともに移動・・・
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くねくねとした山道を救急車で降りて行った二人を見送り、私はヘリでぴゅ~っとヘリポートへ。
後で合流した二人のちょっと怒った表情は気のせい、そう、気のせい・・・^_^;
3人揃って汗だくで帰投して、センター長からさぞやねぎらいの言葉が・・・と思いきや、
「お前らは何やっとるんや!」と(>_<)
今回の事案。
ヘリでドクター、ナースを現場に早期に投入する意味を考えるものでした。
ヘリはやはり車と違い、リスクを背負って現場に向かいます。
その現場に医療スタッフを早期に投入することのメリット、すなわち私たちの果たす役割が大きいことが
ヘリでの出動の条件となります。
今回は消防さんとの調整が難しく、私たちフライトクルーも積極的に消防さんに働きかけて
現場の統制をはからないといけないってことを学びました。
でも、私たちのバックも持って走ってくださったり、一緒に汗だくで患者さんの搬送をしてくださった
消防の方々にはとっても感謝しています。
そう、お互いにさらによい活動を目指す!ってことでありんす。(・・・ありんす?)

・・・で、センター長からのありがたい話を聞いた後、
水分・塩分・固形物を補給。
最近うちのスタッフの中でのお気に入り飲料がコレ(*^_^*)
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私も近所のスーパーで安売りしていたのでまとめ買いしちゃいました。
出動の後は、一気に飲み干し、
く~、五臓六腑にしみわたるね~(>_<)

独身フライトスタッフのオトメ?たちにとって、夏は熱い恋もしたいけど、
パンツまでびちょびちょになるくらい汗だくで走り、
メイクははがれおち、ほんのり日焼けし、
帰投したら、ペットボトル飲み干し、く~!!

あ~、今年もまた、恋とは縁遠い夏になりそうです・・・、とほほのほ^_^;
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