聖隷三方原病院 高度救命救急センター    ドクターヘリのブログ

静岡県西部地区でドクターヘリを運営している 聖隷三方原病院 高度救命救急センターのブログです.

昼も夜も

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日のドクターヘリ医療スタッフは自分、尾藤先生(整形外科/OJT)、宍戸さん(ベテランフライトNS)です。

出動要請は5件。うち3件はドクターヘリで、2件はドクターカーで対応しました。

【1】中東遠・市街地 外傷事案(志賀/宍戸) 
119通報内容による消防指令センターからのドクターヘリ要請です。ヘリが現場に向かう途中、現着した救急隊から患者さんの観察結果が消防無線で随時報告されます。現場上空に至り、機内から全員で着陸適地を検索します。

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現場直近は茶畑のため着陸適地なし。消防指定の着陸地点は学校グランドですが、日曜日で使用中のため着陸不可。現場と学校の中間地点に当たる駐車場が着陸適地と判断し、上空から消防無線で救急車を誘導して駐車場侵入→安全確保→ヘリが着陸し合流。必要医療処置を行いつつ、管内の救急医療機関にヘリ搬送としました。

搬送先の救急外来で患者さんの引継ぎを終えた矢先に、2件目の要請あり。救急外来からヘリまで大急ぎで走って戻り、ヘリは離陸して次事案に向かいます。

【2】中東遠・市街地 外傷事案(志賀/宍戸)
現場に到着した救急隊の判断によるドクターヘリ要請です。ヘリは駐車場に着陸し、誘導に従って救急隊と合流。幸いに患者さんの状態は回復しており、救急隊により最寄りの医療機関に搬送としました。

【3】愛知県東三河・市街地 内因性事案(志賀/尾藤/宍戸)
愛知県ドクターヘリが他事案対応中のため、当方に要請のあったものです。ヘリは県境を越えて合流予定である消防庁舎上空に至ったところで、出動救急隊よりキャンセルの連絡あり、帰投しました。

【4】市内・市街地 内因性事案(志賀/尾藤/宍戸)
夕刻の要請であり、日没のためドクターヘリでは対応出来ません。消防指令センターと短い時間で調整し、ドクターカーで対応することに。当院ドクターカーで医療スタッフが出動し、当院に搬送途上の救急隊と合流。必要医療処置を行ないながら搬送となりました。

【5】市内・山間地 内因性事案(戸塚/宍戸)
当院までの搬送時間が優に60分を超える、山間地における事案です。夜間のドクターカー要請のため、病院最寄りの消防署から医師搬送目的で救急隊一隊に出動して頂くピックアップ方式です。志賀が日勤+準夜前半勤務のためERに残り、夜勤の研修医・戸塚先生とベテラン宍戸さんのペアで出動。現場と当院の中間地点で合流し、必要な医療処置を全て行なって状態の安定化を図りつつ当院に搬送となりました。

関係された消防機関の皆様、患者さんを受け入れて下さった医療機関の皆様、本当にお疲れ様でした、そしてありがとうございました。

冬になり日没時刻が少しずつ早くなっています。ヘリが出動出来なければ、市内の事案であれば出来るだけドクターカーで対応します。

夜間のドクターカー要請も最近多くなってきました。日中と同じ感覚で消防機関から出動要請を頂く機会が増えていると感じます。夜間は消防の救急車へのピックアップ方式となり、更に人員の関係で毎回必ず出動出来るとは言えないものの、要請には出来るだけ対応します。

 

西へ東へ

みなさん、こんばんは。
今日のブログ担当は中谷です。

今日のフライト担当は私と、もうすっかり独り立ちOJT松井Dr.、大ベテランの佐奈Ns.(通称金さん)の3人でした。
今日も朝から爽やかな秋晴れ(もう冬?)。
県内全域高気圧に覆われ、風も穏やか。どこへでも出動可能な一日でした。

今日の要請は2件。
一件目は浜松市内からの外傷事案でした。
諸般の事情で搬送先が愛知県内の病院となり、
もうすっかり独り立ちした松井Dr.に搬送をお任せして、
定員オーバーになった私は陸路で1人寂しく病院へ帰りました。。。

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             現場直近にてランデブー。離陸直前です。

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           颯爽と飛び去るドクターヘリ。地上からお見送りです。。。

OJTから数えて久しく置いてけぼりをくったことがなかったので、何だか新鮮でしたが、
独り立ちした松井Dr.を頼もしく感じながらも、ヘリと一緒に帰れない寂しさも感じました。

その後ヘリも無事に三方原に帰ってきて、午後からもう一件。
今度は静岡東部ドクターヘリが重複事案になったため、応援要請での出動でした。
場所は富士山のすぐふもと。
浜松からは時速200km/hrのドクターヘリでも30分かかる距離です。

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      途中、富士川と富士山。今日は天気が良く富士山が綺麗に見えます。

普段静岡県東部地域は順天堂静岡病院が運営する静岡東部ドクターヘリが管轄しています。
静岡県は東西に長く、応援と言っても到達は用意ではありません。
慣れない地域で、普段あまり関わることのない消防さんと一緒に活動することは、
いつものようにあうんの呼吸で活動をするという訳にはいきませんが、
お互いに患者さんを救いたいという気持ちは一緒!!
目標が同じなら後は協力して活動を遂行するまでです。
無事に患者さんを処置後に近隣の病院へ搬送し、このミッションも終了しました。

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              夕日に照らされる浜松駅前アクトタワー

途中給油にヘリポートにより、浜松に着く頃にはすっかり日没間際。
本日の活動もここまで。

最近は日没も17時を切り、ヘリの活動時間がどんどん短くなってきています。
消防機関の皆様。
夕刻になるとより早い離陸が患者接触の為には必要になることがあるので、
これからの季節、夕刻のヘリ要請はためらわず早めにお願いします。

訓練や学会

みなさん、こんにちは。
救急科中谷です。

昨日は私とOJT幸田Dr.、鈴田Ns.がヘリ担当で、
朝一番から要請がたて続きに3件。
今日は早川Dr.、OJT松井Dr.、小割Ns.のヘリ担当ですが、
今のところ朝一番の要請1件となっております。

ここのところ、急に冷え込んできたので、
朝晩の救急要請が多いような気がします。
体調を壊しやすい時期ですので、皆様お気をつけ下さい。

話は変わって、有賀Ns.からの報告にもありましたが、
去る11月14日に中東遠地域の掛川消防へとドクターヘリ合同訓練に行ってきました。

朝早くから、消防の皆様には準備や訓練にご協力頂き大変有り難うございます。
当日は私と幸田Dr.、有賀Ns.、佐奈Ns.の4人で当方から参加させて頂きました。

症例は2症例。
内因性と複数傷病者の外傷事案の2例を消防覚知から開始し、
ドクターヘリの要請、ドッキング、機内への収容までの流れを皆で確認しました。

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        はじめは内因性の症例。幸田Dr.と佐奈Ns.が担当です。

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         続いては外傷の複数傷病者事案。まずは救急隊が初期評価をしています。

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          そして幸田Dr.、有賀Ns.が合流し一緒に活動します。

2症例とも実際にあり得る、ドクターヘリとも共同することの多い内容でした。
訓練を通して、お互いの活動をより深く知ることが出来ました。
今後も各消防機関とこういった訓練を継続していく予定です。

またまた話は変わって、その訓練が終わってそのまま新幹線に乗り福島へ。

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            東京駅での一こま。新幹線がチューしてます。

第20回日本航空医療学会へ参加してきました。
私はポスター発表でしたが、早川先生、矢野先生、志賀先生がそれぞれ発表を行ないました。
全国のドクターヘリ基地病院が色々な発表をしていますが、
内容の濃い二日間で、とても勉強になりました。

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      私のポスター発表です。無難に発表を終えました。。。

これからも色々な活動を通して、各機関と連携を強めて、
更なる良い活動へと繋げていきたいと思っています。

【11月20日 日勤ER・徒然日記】

本日のブログ担当は・・フライトナース・有賀です<(_ _)>
毎回恒例(^_^;)翌朝更新となります。

昨日のヘリ担当は、早川センター長・松井医師・宍戸看護師の
3名体制でした。あれ??有賀さん・・あなたは??(p_-)
私、有賀は山田看護師と日勤ER勤務でした。
本日は・・ER勤務目線での内容となります。

当院ER、通常の日勤は看護師2名+フライトナース1名の計3名体制で
初療室ベット4床+観察室ベット8床を担当しています。
(レイアウト 等は以前、志賀医師が投稿していたかと思います。)
思い出したい方、ココ→ http://seireidrheli.blog.fc2.com/blog-category-3.html (7月5日)

複数重症傷病者対応時や、ドクターヘリ・ドクターカー出動時は
コーディネート力含めた手腕が問われます(゜o゜)
昨日は・・まさにそんな日でした。
*ちなみに・・昨日の一番の立役者は山田看護師です。有賀では・・ないです(-_-)
山田さん・・ありがちょ<(_ _)><(_ _)>

実は、深夜帯からドクターカー出動・・重症傷病者並列対応・・転院搬送等々慌ただしい流れを
そのまま受け継いだ日勤。8:55~ヘリクルーは、三重県へ。

11月20日①
↑ ヘリコプター好きの皆様・・いかがですか?

三重県内高速道路総合消防訓練に出動していきました。

11月20日②
↑ 本日は、三重・愛知・静岡のヘリが参集しました! (訓練での1枚)

早朝からの慌ただしさもホッ・・と一息ついた11時・・市内北部よりヘリ要請あり。
そう、この時点でヘリは訓練中(三重県・帰投には40分)
要請内容・出動メンバーを吟味し要請応需。有賀・斉藤医師でドクターカー出動しました。
お気づきの通り、時折あるこのような形態・・基地病院を守る看護師・・山田看護師のみとなります。
有賀出動の間も、近隣救急隊から救急搬送依頼は応需・近医医療機関 等からの紹介も応需
有賀・斉藤医師帰投とヘリクルー帰投はほぼ同着で慌ただしい初療室に奮闘中の山田看護師ッ!
現場での底力は・・普段の臨床から。まさにそんな場面でした。

11月20日③
↑ 帰投時の1枚(どこ上空か・・分ります??)

暫くすると、愛知ドクターヘリTeamより傷病者収容依頼。

11月20日④
↑ 今日は・・反対側のカット(^O^)

初期対応中に、当院ヘリは東部地区の応援要請出動に富士宮へ。
ヘリミッション・初療室業務・・一段落の頃には・・準夜勤務の皆様が集まっていました<(_ _)>

11月20日⑥
↑ ミッション終了後の1枚。富士山に向かって・・

11月20日⑤
↑ 綺麗な夕焼け・・(^_-)-☆

余談ですが・・日勤終了後・・院内でBLS講習もしてました。エヘっ^m^
ER徒然日記・・有賀でした。


【複数の重傷傷病者対応には・・】

久しぶりのブログ更新になります。
本日の担当は・・フライトナース有賀です<(_ _)>
日付が変わり(^_^;)昨日のヘリ担当は
淺井医師・山田看護師・幸田医師(OJT)の3名体制でした。

要請は1件。山間部からの複数傷病者事案への対応となりました。
今まで・・こんな場所でこんな事案が起こったら・・
こういう事案にはどう対応しようか・・ 等々消防機関の方々含め
多くの皆様と議論・検討してきました。

「複数の重症傷病者対応には・・東部や愛知県のヘリの応援要請も。」
11月18日④
↑ EC135 & ベル429

実は、数日前・・中谷医師・幸田医師・佐奈看護師・有賀で参加した
消防機関でのシミュレーションでも訓練した内容と類似するものでした。

現場からの分散搬送により、淺井医師・山田看護師は
近隣3次医療機関へのヘリ搬送、応援にかけつけた愛知ヘリと幸田医師の協働にて
傷病者再評価→愛知ヘリにて当院帰投 こんなミッションになりました。
(愛知Dr.ヘリと静岡県山間部地域での協働は、初なのでは・・。^m^)

11月18日③

1回の経験・・現場で初遭遇するのと訓練にて考え・意見し・体験しているのでは
活動、全体像の把握 等多くの1歩が異なります。
そんな未経験事項を補填すべく・・次回は12月17日(火)にヘリシミュレーション
開催します。(今回は、サバイバル訓練も行ないます。)

11月18日②
↑ 引き継ぎ終了後・・日の入り。

最後に・・愛知県Dr.ヘリクルーの皆様、関係消防機関の皆様・・ありがとうございました。

ん・・ところで・・有賀さん・・あなたの勤務は??
え??秋の定期健診にきたところで・・(^_^;)えへッ。(p_-)

夕刻の要請への対応

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日のドクターヘリの医療スタッフは、早川先生・幸田先生(後期研修医/OJT)・山田さん(フライトNS)です。

出動要請は3件。うち1件目と2件目はキャンセルでした。

3件目は、浜松市内における内因性疾患。現着した救急隊が当院への搬送を考え、電話でER医と短く協議した後にドクターヘリが要請されました。

要請 16:30
日没 16:46

要請からヘリ離陸まで3分。基地病院から現場までは10分弱です。ヘリは日没までに現場を離陸しなければなりません。時間経過を考えると患者さんのヘリ搬送は困難であり、当院への搬送は陸路になることが見込まれます。その場合の救急車搭乗人員も勘案し、本件は幸田先生と山田さんの二人で出動。ヘリは現場直近のグランドに着陸。エンジンカットせず医療スタッフ2名が降機し、ヘリは一足先に基地病院に帰投しました。

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医療スタッフはグランドに到着した救急車内に乗り込み、出動救急隊と合流。必要な医療処置を行ないつつ、当初の予定通りにドクターカー方式で当院に搬送となりました。

冬が近づくこの時期、日没は毎日少しずつ早くなります。夕刻の要請に対しては、「日没前に現場を離陸する」ことが可能かどうかを見極めつつ、方針を決めていく必要があります。運航スタッフにも医療スタッフにも、分刻みの判断が求められます。

伝えたいこと、知りたいこと

こんばんは、まろきちです。
しばらくぶりのヘリ当番+連休明けの朝は、
フライトスーツをワンサイズ上げるか否か、着替え室で密かに葛藤・格闘してから始まります・・・^_^;
(油断するとすぐまるくなる、危険な季節到来!)

今日のヘリ当番は、まろきち、有賀ナース、整形外科OJT:奥津先生。
朝の点検後、病院実習に来ている救命士さんたちと一緒に・・・
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普段、ヘリを要請をしてくれる救命士さんたち。
熱心に大橋機長さんや伊藤整備士さんと話をしてました。
私たちの視点とは違ったいろんな「知りたいこと」があるんだろうな・・・
病院実習に来てくれたときにヘリ(ベル君)のこともより深く知ってもらえると
うれしいなって思います(*^_^*)

今日は出動2件。
1件は山間部の医療機関からの転院搬送。
もう1件は現場出動となりました。
受け入れをしてくださった医療機関の方々、ありがとうございました。

今日、感じたこと。
ヘリを要請してくれた消防さんの「伝えたいこと」と私たちフライトクルーの「知りたいこと」。
現場で患者さんに最初に接触して、診察、搬送のためのパッケージング、家族連絡など、
一度にいろいろなことをやりながら、と同時に、患者さんの状態を早く、より多く、より正確に
私たち医療スタッフに伝えるために頑張ってくれている救急隊。
もらった情報から患者さんの状態をいろいろ想像し、資器材・気持ちの準備、搬送先の選定を
着陸するまでの短時間で考え、いくつかの選択肢を用意しておくフライトクルー。
それぞれの思いや考えがピッタシ一致するときもあれば、むむむってときもある。
ピッタシあったときよりも、むむむってなったときに、あとでお互いの思いや考えを
伝えあうことができる関係でありたいなと思います。
そのために、ヘリ検証会やシュミレーションがあって・・・
上記のような病院実習やJPTECなどの活動もあって・・・

現場に集う人たちの立場は違っても、
これまでも、これからも「患者さんのために」って思いは、ぶれることはないので、
その「思い」をよりよい「かたち」にしていけるよう、努力していけたらいいなと思います。

小児救急の勉強会

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日はドクターヘリ要請なし。救急外来も比較的穏やかな日勤帯でした。

日勤後、静岡県立こども病院小児集中治療科から研修にみえられている松井先生にお願いして、小児救急の勉強会を開催しました。今日のテーマは「救急外来における、小児の鎮痛・鎮静」です。

例えば救急外来に怪我をされたお子さんが受診された時、怪我そのもの痛みが強かったり、あるいは怪我に対する治療(処置)を進める上でどうしても痛みを伴う場合があります。

そんな時に、大人の患者さんに対応するのと同じように、子どもにも
・適切な薬剤を適量用いて、痛みを和らげてあげる
・薬剤使用時には全身状態に特に気を配る
これらの重要性や注意点を学びました。

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松井先生は、当院で成人の重症外傷患者さんへの対応や病院前診療(ドクターヘリやドクターカー)等を学ばれています。逆に当院スタッフは、松井先生から小児集中治療や小児救急を学んでいます。二つの施設の交流は、非常に貴重な機会です。

ご縁がありまして・・・

こんばんは、ほろよいまろきちです(*^_^*)

今日は、歓送迎会でした。
先月まで4ヶ月間救急科をローテートしてくれた大越先生、ありがとう!
先月から当科に来てくれている、こども病院の松井先生、後期研修医の幸田先生、
研修医:斉藤先生、大野先生、鈴木先生、中西先生
よろしくね!

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毎月、いろんな人を迎えて、送って・・・
出会えたことをうれしいと思い、人と人との「縁」を大事にしていける科で
あり続けたいなあと思いました(*^_^*)

あっ、日付変わってもうた・・・(>_<)
今夜も冷えますな、お風呂、お風呂!

四件の要請への対応

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日の医療スタッフは、志賀・幸田先生(後期研修医/OJT)、有賀さん(フライトNS)の医師二名体制です。

本日のヘリ要請は四件。全て市街地への現場出動です。

【1】市内 高エネルギー外傷 
 現着した救急隊の判断でヘリ要請となったものです。最寄りの河川敷にて救急隊と合流。医療処置を行いつつ、幸田先生と有賀さんのペアで直近医療機関にドクターカー方式で搬送を行いました。

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【2】中東遠 小児 外因性疾患 
 当初は三次対応を念頭に置いた要請でした。しかし幸いに、救急隊の搬送中に患者さんの状態改善あり。直近医療機関の救急室をお借りして救急隊と合流、医療処置の後にそのまま外来対応をお願いし、ヘリは帰投しました。

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【3】中東遠 高エネルギー外傷 複数傷病者 
 救急隊現着前のヘリ要請です。ヘリが現場に向かう途中、出動救急隊から消防無線で随時情報が寄せられます。初期トリアージは黄色二名です。ヘリは現場最寄りのグランドに着陸し、消防車両にピックアップされ現場に向かいます。途上で二隊の救急隊と順次合流。双方の患者さんに医療処置を行い、志賀・有賀さんペアと幸田先生とに分かれて、管内の二つの医療機関に、ドクターヘリとドクターカーとを活用しつつ分散搬送を行いました。

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【4】市内 内因性疾患 
 前事案から帰投直後に要請あり。必要量の給油を済ませて現場に向かいます。夕刻が近づき既に日没が迫っているため、ヘリは現場直近の空き地に着陸、エンジンカットせず医療スタッフのみ降機し現場投入。出動救急隊と合流後、幸田先生と有賀さんのペアにてドクターカー方式で直近医療機関に搬送を行いました(事案【1】をお願いした医療機関への二回目の搬送になります)。搬送を終えた二人と現場に残った自分は、それぞれタクシーで帰投して一日を終えました。

 それぞれの患者さんを受け入れて下さった医療機関の皆様、ありがとうございました。また四件の事案に対応された消防機関の皆様、運航スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。

訓練と出動と

救命救急センター 救急科 志賀です。

本日の医療スタッフは、志賀・幸田先生(後期研修医/OJT)・小割さん(フライトNS)です。

本日は、訓練を挟んで出動要請2件でした。

【1】市内 市街地 3次外傷事案
救急現場に到着して患者さんと接触した救急隊が、当院に収容依頼のホットラインをかけた際に、ER医と短い時間で協議してヘリ要請となったものです。ヘリは離陸後数分で現場上空に達し、直近の駐車場に着陸して救急隊と合流。幸田先生がファーストドクターとして診療を進め、必要医療処置を行ないつつ基地病院にヘリ搬送を行ないました。

*平成25 年度中部ブロックDMAT実働訓練
このミッションの後、ドクターヘリは災害訓練に参加しました。静岡県で地震による震災が発生したという想定です。訓練の重要な項目の一つとして、広域搬送があります。これは病院機能の低下した被災地内から被災地外へ、自衛隊の大型輸送機などを利用して、沢山の患者さんを一気に搬送するというものです。

ドクターヘリチームは、航空自衛隊浜松基地に設置されたSCU(staging care unit:広域搬送拠点臨時医療施設)に参集。広域搬送の適応となる患者さんを、まずは被災地内の医療機関からSCUに搬送して集約する域内搬送を主に担当しました。

訓練を終えて帰投する際には、徐々に夕刻が近づいています。

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【2】市内 市街地 多数傷病者事案
帰投の矢先に再びドクターヘリホットライン。しかし既に日没直後でヘリは出動出来ないため、指令センターと短い時間で調整してドクターカーで対応することに。

交通事故による多数傷病者事案に対する要請のため、マンパワーが重要と判断。志賀・幸田先生・小割さんにERナースの長谷川さんも加えて、<医師2名+看護師2名>で出動。出動途上で現場救急隊と密に連絡を取り合い、現場概要の把握も進めます。合流後、3名の患者さんを2隊の救急隊に分け、医師看護師もそれぞれ分かれて、市内の2つの医療機関に分散搬送を行ないました。4名の出動スタッフは、タクシーで基地病院に帰投し全てのミッションを終了しました。

本日は三連休の初日。救急外来には沢山の患者さんが受診されておられます。救急診療・現場出動・訓練参加と、救命救急センターはスタッフ総出でそれぞれ対応しています。

卒業試練

こんばんは、夜分遅くにすみません。

ヘリ当番(日勤)→まろちゃり全力疾走→初習い事→帰宅→長電話→お風呂→
顔を洗ったらジャリッ(゜o゜)→顔に砂が付いていたことに気付く→
「ひ~!!」ひとり赤面(>_<)(本日二度目の赤面。詳細は検証会で・・・)
→全力で洗顔→どっぷりあったまる→晩飯→いつの間にか日付け変わる・・・(-_-;)

10月最後の昨日のヘリ当番は、まろきち、ナース佐奈さん、OJT大越先生でした。
今回も朝の点検時に放射線技師さんが見学に来てくれました。
少しずつですが、顔の見える関係を築けていけたらいいなって思います。
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出動は3件。
4ヶ月間、救急科をローテートしてくれた大越先生にとって、卒業試験→卒業試練の一日となりました。

1件目の外傷事案は、当科のヘリ現場活動でできることをすべて行う事案でした。
ERで行う診察や処置に比べ、現場(救急車の中)ではそれらの難易度は上がります。
私たちにとってアウェイな空間で、いかにその場をコントロールし、
診察や処置を普段通りに行えるか・・・
今回、私は、大越先生を横でサポートする役回り、
主導は大越先生が担う形で完了することができました。

続く2件は重複要請となりました。
内因性の事案に向かっている機内で、外傷事案要請。
MCの先生との協議の結果、大越先生のみを内因性の事案に投入することに決定。
そう、有無を言わさず、ヘリからポトン。
(注:エンジンカットせずに一人だけ降りてもらうこと)
ドクターバックの中から必要そうな資器材を手提げ袋に入れて、
「いいかい、困ったことがあったら、病院に応援を呼ぶんだよ」
心配で胸をちょっとだけ?痛めながら、私たちは次の事案へと飛び立ちました・・・
(その数分後、私も佐奈さんも大越先生を気遣う心の余裕は吹っ飛びました)
ちょっとした困難(救急車に手を振るも発見されず・・・)はあったみたいだけど、
1時間近くかかる道中を救急隊と一緒に無事に搬送してくれました。

どちらもそうですが、わりと肝がすわっている大越先生。
試験→試練を確実にやり遂げて、無事卒業となりました。

一方、重複した外傷事案に対応した私と佐奈さん。
消防・フライトクルー・CS・MC、総動員・全力対応となりました。
現場の医療活動だけでなく、情報伝達、患者さんの家族ケアなど、
いろいろと考えさせられた事案だったので、今月の事後検証会で振り返る予定です。

重症患者さんを目の前に緊迫した状況でも、
ココロ動じることなく冷静に振る舞える救急医でありたいなと思うけど、
いまだ修行が足りず・・・(>_<)

「頑張ろう」って周りに声かけができる。
「ありがとう」って一緒に活動した方々に自然に言える。
語気を荒げてしまった後には「ごめん」と素直に謝れる。

私の救急医としての試験→試練はまだまだ続きます。
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