聖隷三方原病院 高度救命救急センター    ドクターヘリのブログ

静岡県西部地区でドクターヘリを運営している 聖隷三方原病院 高度救命救急センターのブログです.

年度末

救急科 志賀です。

本日のドクターヘリ医療スタッフは、志賀・フライトナースは杉山さんです。

出動は1件、市内最北部→隣県への搬送となりました。

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特に管轄外の事案に対応して下さった消防機関の皆様、離着陸場関係者の皆様、そして受け入れ先医療機関の皆様、本当にありがとうございました。

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本日で平成27年度は終了です。今年度の静岡県西部ドクターヘリの要請件数は653件。このうち出動が555件、天候不良等による不応需が98件でした。

様々な事案に協同して頂いた消防機関の皆様、患者さんの円滑な搬入にご協力頂いた地域の医療機関の皆様、安全運航を支えて頂いた中日本航空の皆様、その他関係各機関の皆様、本当にありがとうございました。

明日からの次年度もより一層宜しくお願い申し上げます。

Take off (松田Last flight)

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
救急科の松田です。
みなさん、年度末を忙しくお過ごしでしょうか?
春は出合の季節ですが、その前に必ず別れは付き物です。
当科でも旅立つ先生、新たにいらっしゃる先生、いずれもございます。
先ず、こども病院から来ていただいている冨田先生ですが、今月末で元の施設へと戻られる形になります。
もう伝統と言っても過言ではないレベルとなっていた静岡県立こども病院からの定期的な短期留学は今年で終了、即ち、冨田先生が最後の留学生となります。
また救急科の人手不足の時期を支えた松浦先生も、今月で退職され、修行のために関西の施設へと移られます。
そして、私も医師にさせてもらった北海道の皆様に恩返しするべく、来月からは札幌で救急の道を歩むこととなりました。
皆々様、これまで支えていただき、ありがとうございました!
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そんな訳で、昨日は我々の送別会、ちょうどこの時期に研修を終える初期研修医の先生達も交えて大いに盛り上がりました。
早川センター長からの送別のお言葉、送られる側である我々のショートスピーチ、そして、サプライズで(自分の嫁が仕掛けたとも知らず)Dr.Heliのデコレーションケーキをいただきまして、感激の一幕でした。
残念ながら、二次会以降のことは覚えていませんが、楽しい一時をありがとうございました!
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素晴らしいケーキをありがとうございました!
そして、昨日はDr.中谷の元でOJTとして、本日はメインドクターとして、聖隷三方原でのLast flightに臨みました。
両日ともNs.杉山と一緒でしたが、私が入職した年にICUからERへと異動となったことなどが思い出されました。
ERで一緒に働き始めたのが、昨日のことのように思い出されます。
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搬送完了後、三ヶ日周辺の道路状況を確認するDr.杉山
昨日は1件、本日は4件のDr.Heli要請をいただきました。
昨日は中東遠管内で発生した多数傷病者対応でしたが、消防の迅速な対応により、県西部Dr.Heliとしては最重症の方に集中することができ、無事に当院へ搬送することができました。
本日は浜松市内で2件、中東遠管内で1件、愛知Dr.Heliからの応援として1件の要請をいただきましたが、その内2件が離陸後に軽症キャンセルとなっています。
本日の一例目は愛知県内で生じた転落外傷での出動、安全確保など様々なことを想定しつつ現場近くのドッキングポイントで傷病者と接触、近隣の三次医療機関である豊橋民病院へ搬送してMission完了となっております。
続いて三ヶ日でのキャンセルを挟み、佐久間市内で発生した子供の頭部外傷事案であり、県立こども病院への搬送などのプランを検討しながら出動、幸いにして現場では軽症と判断して、直近病院である佐久間病院へ搬送としております。
佐久間病院へは当院研修医も地域医療研修の際にお世話になっており、何を隠そう私自身昨年度は佐久間病院に、ほぼ住み込みで研鑽を積ませていただいておりました。
搬送後、その頃、お世話になった看護師さんにご挨拶し、帰投としています。
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いずれの事案も受け入れていただいた搬送先病院の皆様、誠にありがとうございました。
皆様の協力あってのDr.Heli、今後とも宜しくお願い申し上げます。
さて、本日のフライトで僕のDr.Heli当番は、幕を閉じました。
思い起こせば、初期研修医になる時、救急 and/or 外科志望だった私は、Dr.Heliも最初期に導入され、ホスピスも日本で初めて導入された、幅広いニーズに応需可能なこの病院で研鑽を積みたいと思ったものです。
そして、気が付けば強い思い入れに変わっており、学生時代に住み慣れ、僕が医道を進む支えになってくれた北海道という土地を一時立ち去ると言う、これもまた大きな悩みの種となりつつも、ここに来る選択をしました。
あれから3年、既に浜松は僕にとってのもう一つのふるさとのようになってしまい、北海道へと戻るのが後ろ髪ひかれるところではありますが、ここで育ててもらった自分の力を活かせるように頑張りたいと思います。
関係者の皆様、今まで多くのチャンスをいただき、時に力強く御指南頂き、ありがとうございました。
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それでは、またいつかお会いしましょう!
テーマ: 今日の出来事 | ジャンル: 日記

藤枝消防署での訓練

救急科 志賀です。

本日、志太消防 藤枝消防署での訓練に参加させて頂きました。

テーマは「多数傷病者対応」。多数傷病者事案にドクターヘリを要請した想定の机上訓練です。志太消防及び近隣の消防職員さん計70名近くが6グループに分かれ、事故発生からの動きをそれぞれ時系列に沿って進めて行きます。

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本日の訓練では特に
・ドクターヘリランデブーポイントも意識した各隊の配置、導線や各区域の想定
・ドクターヘリとの合流前の、無線を用いた初期トリアージ結果の共有
・ドクターヘリが各傷病者に行うであろう、現場初期治療のイメージ作り
・初期治療後の各傷病者の搬送トリアージ(搬送先、搬送手段、搬送順位)
これらを重点に進めました。

特に搬送先と搬送手段の組み合わせは、各グループで実に様々な意見があり、自分自身沢山勉強させて頂きました。

志太消防の皆様並びに近隣の消防の皆様、本当にありがとうございました。今後とも一層の連携をお願いいたします。

また、本日は当院病院実習中の医学生さんも参加させて頂きました。消防署での訓練参加は、通常の実習では経験し得ない貴重な機会であったと思います。是非今後に活かして頂きたいです。

多機関の連携

救急科 志賀です。

本日のドクターヘリ医療スタッフは志賀・フライトナースはERの要、大瀧さんです。

ドクターヘリ出動は2件。特に後者は洋上救急/救助事案でした。

海上保安庁ヘリが航空自衛隊浜松基地に搬送
→浜松基地に出動した救急隊がドクターヘリ要請
→ドクターヘリも浜松基地に出動、聖隷浜松病院に搬送させて頂きました。

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洋上事案も、そして海上保安庁・自衛隊・消防機関・ドクターヘリと多機関に渡る事案も、自分自身初めての経験でした。各機関に平素より一層の連携が求められること、そして極限られた情報の中でそれぞれが最善を尽くす重要性を改めて感じました。

各機関の皆様、そして受け入れて頂いた聖隷浜松病院の皆様、本当にお疲れ様でした、そしてありがとうございました。

連休三日目

救急科 志賀です。

三連休の三日目、本日のドクターヘリ医療スタッフは志賀、OJT冨田先生(静岡県立こども病院)、フライトナースは山田さんです。

ドクターヘリ出動は2件、いづれも外傷事案への対応でした。前者は浜松赤十字病院に、後者は磐田市立病院に搬送させて頂きました。

救急入電直後の素早いタイミングでヘリ要請して頂いた消防機関の皆様、二つ返事で受け入れて頂いた医療機関の皆様、本当にありがとうございました。

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冨田先生のOJTはいよいよ終盤に近付いて来ました。この三ヶ月間でERでも現場でも積極的に経験を積まれ、本日の活動もほぼ完全にリードされました。私達に取っても非常に心強い存在です。

残りの研修も頑張って頂きたいです。

臨床研修終了式

皆さん、こんにちは。
今日のブログ担当は中谷です。

今日の浜松はもはや春を通り過ぎて初夏?を思わせる暖かさでした。
昼には20℃越えで、車の中は40℃越えており、まさに夏の様でした。
そんな初夏の様な麗らかな日に初期研修医の臨床研修終了式が行なわれました。

今年度当院の初期研修を終了する2年目の初期研修医は5名。
例年10名以上の研修医が卒業していきますが、
何故かこの学年だけは5名しか入職がなく、そのまま5名で卒業となりました。

例年10名以上の研修医のところがたったの5名で研修した訳ですから、
当直や日々の業務、同期の交流なども制限があり、色々と大変だったと思います。
一緒にドクターヘリで現場に行き、汗だくで処置したことも良い思い出です。

今後はそれぞれ違った道に進み、当院に残って研修を継続してくれる先生や、
違う病院での研修を選んだ先生もいますが、
2年間一緒に過ごした仲間は一生忘れられない戦友となることでしょう。
どの先生も立派になって戻ってきてくれるのは大歓迎ですよ(^o^)
新天地でもがんばって下さいね!!

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牧之原消防署での訓練

救急科 志賀です。

3月11日(金)、牧之原消防署でのドクターヘリ連携訓練に参加させて頂きました。

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一例目は、多数傷病者事案。東名高速道路上の下り線における多重衝突事故で、重傷者が複数発生した想定です。

先ずは机上訓練。消防側(指揮隊・救助隊・消防隊・救急隊)の各隊の動きや配置、応援要請、ドクターヘリを要請した場合のランデブーポイントの設定や医療スタッフの投入方法等を一つ一つ確認しつつ、発災からの初動をイメージします。

次いで実車両を用いた実働訓練。先刻の流れに沿った初動に続き、現場に向かうドクターヘリと無線交信し災害状況や傷病者情報を共有します。合流後は現場処置を進めつつ、病院選定・搬送方法の選定・搬送順位等をドクターヘリ側と消防側とで決めていきます。

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二例目は、内因性疾患。現場では中々判断の付きにくい事案にドクターヘリを要請した場合の対応や利点について、実技を通して確認を行いました。

二例とも、救急隊だけでなくドクターヘリ側に取ってもブラインド訓練でした。各隊との連携や病院選定・搬送について、地域性を重視しつつ考える機会となり、私達自身も沢山勉強させて頂きました。

更に、互いの顔の見える関係作りも一層進んだと思います。

寒さの中で参加された皆様、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

タイムリミットが迫る

みなさん、こんにちは、こんばんは、おはようございます。
救急科の松田です、久々のブログ投稿です。
ところで、この挨拶、先日、浜松市消防局航空隊の皆様にも既に馴染みとなった事が判明しました。
当科に就職して間も無く一年、光陰矢の如しとは言い得て妙だと感じている昨今です。

さて、本日のヘリ当番は私とベテランナースの佐奈さんでした。
スタンバイ開始10分前頃には既に個人準備を整えて救急外来のドタバタに対応しながら、朝を過ごしておりました。
ヘリ当番の時には普段の出勤より若干早く、冬は特に起きるのが辛くなりますが、大分暖かくなって出勤も楽になってきたなと感じています。
そんな三寒四温の三寒な日々の中、2件の要請をいただいています。

一件は焼津市内で起きた高エネルギー外傷事案にて、現着前の速やかな要請をいただいております。
天候の問題で限定付きの出動でしたが、ギリギリの視界の中で安全性を見極めながらもタイムロスなく現場へ到達する事ができました。


現場救急隊及び支援隊と指令を介するなどして連携を取り、スムーズに合流、淀みないマネージメントで速やかに処置を完了させていただいた後に、三次医療機関である静岡県立総合病院へ搬送となりました。
県立総合病院様、ベッド状況が厳しい中、受け入れを快諾していただき、誠にありがとうございました。
また志太消防にあってはエレガントなマネージメントをいただき、ありがとうございました。


帰りは静岡へリポートで給油後、比較的視界が明瞭な海岸線沿いに飛行して浜松へと帰投しております。



二件目は夕方遅めの時間、三ケ日での内因性事案にて同じく現着要請をいただいております。
現場上空到達とほぼ同時に救急隊も現着、着陸後は支援車両にて現場へ向かい、初期評価と処置の後に、当院へ搬送としています。
こちらもタイムロスなくスマートに搬送を完了できており、現着前の適切な判断あっての結果と感じています。

この一ヶ月、浜松消防からの要請が増多している印象ですが、素晴らしいことだと感じています。
ドクターヘリと言えど、機を逸しては介入の効果は得られません。
想定される種々の状況を吟味しつつ患者さんにとってベストを尽くせるよう、積極的に要請をいただければ幸いです。
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