聖隷三方原病院 高度救命救急センター    ドクターヘリのブログ

静岡県西部地区でドクターヘリを運営している 聖隷三方原病院 高度救命救急センターのブログです.

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牧之原出張シミュレーション!

皆さん、こんばんは、今日は、おはようございます。
救急科の松田です。

腰痛が首を擡げてきて、連日の猛暑も相俟って負けそうになる今日この頃です。
この猛暑の夏休みに、ERも賑やかさが続いています。
皆様、くれぐれもご自愛ください。

さて、そんなこんなでERが忙しい中、本日は牧之原消防での出張訓練に行って参りました。
メンバーは私と当直明けでフラフラのDr.矢野、そして、Ns.宍戸、有賀、杉山が参加。
初めての試みで緊張しつつ、訓練へと赴きました。



訓練に先立ち、署長さんからご挨拶をいただき、ドクターヘリについて矢野先生からの講義が始まります。
今回の訓練における一番の目的は、顔の見える関係作りとしつつ、ドクターヘリの要請やそれにまつわる消防サイドが気にされそうな内容について、丁寧に解説していました。

そして、車内活動訓練。
ここでは私と宍戸ナース、有賀ナースがそれぞれ外因・内因のシナリオで、車内活動のシミュレーションを行います。
消防の皆さんが訓練になるようにと設定された筈なのですが…自分自身にとっても良い経験になり…まだまだ精進せねばなりません。苦笑



最後は、牧之原消防署内での屋外訓練。
私と杉山ナース、そして、サポート役として宍戸ナースが出動する状況として、炎天下の中、実際の活動と同じ時系列で重症事案の対応をシミュレートしました。


お題は昨今要請の増えている蜂によるアナフィラキシーショック!
傷病者はアナフィラキシーの既往があり、エピペンが処方されていたとのことで、実際に使用しているとの情報でしたが…
なんと!
エピペンが壊れていた、と言う裏設定があり、状態か改善せずに悪化の傾向にある…と言う恐ろしいシナリオでした…
原則的には車内収容後に医療活動とするのが静岡県西部ドクターヘリのモットーですが、車内搬入まで所要時間が数分は必要な状況であり、屋外でルート確保や気管内挿管などの処置を要しました。
いずれにせよ、炎天下の中で汗だくになるのは当然の事、設定的にも冷汗が止まらない、恐ろしいシチュエーションでした。

しかし、蜂によるアナフィラキシーは恐ろしいものがあり、実際にアドレナリン筋注を反復しても反応せず、少量アドレナリン静注が必要になるケースもしばしば遭遇します…
その意味で、今回のような想定は充分にリアリティがあり、大変に勉強になりました。

お招きいただいた牧之原消防の皆さん、貴重な機会をありがとうございました!


今後とも、各地での出張シミュレーションは続きます。

細かな医療的な内容以上に、フライトクルーとの顔の見える関係作り、そして、建設的に相談ができる土台作りが一番大切、と感じています。

消防関係の皆様、今後とも宜しくお願いします!
そして、市民の皆様、今後ともドクターヘリの活動にご理解いただければ幸いです。
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