聖隷三方原病院 高度救命救急センター    ドクターヘリのブログ

静岡県西部地区でドクターヘリを運営している 聖隷三方原病院 高度救命救急センターのブログです.

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雨の日

みなさん、おはようございます、こんにちは、そして、こんばんは。
救急科の松田です。
お盆が明けても残暑はバッチリ!
まだまだ熱中症の注意は必要です。
しかし、一方で少しずつ涼しくなり、鈴虫の歌が聞こえるようになり、秋の訪れを感じています。
皆さま、寒暖の差にやられぬよう、ご自愛下さい。

さて、本日のヘリ当番は私とDr.志賀、そして、Ns.山田でした!
と、言っても、生憎の悪天候でヘリは運休。
午前は私も淡々と外来を行っていました。

しかし、こんな雨の日こそ交通事故などが発生し易く、プレホスピタルのニーズは大きかったりします。
そんな予想の通り、浜北の交通事故事案でドクターカー要請。
僅かな事前情報から多数傷病者事案である旨を把握し、小児傷病者も予想された事から、成人用バックと小児用バックとを共に担いで当院の救急車へと飛び乗ります。
危険を孕む事故現場への突入であり、ヘルメットも装備、そして、一歩踏み込んだトリアージ、現場判断が必要になる可能性も考慮して、デモで出張して来てくれているVscanも携え、現場に向かいます。
ドクターヘリ程にはタイムリーな情報を得られないドクターカーですが、それでも現場の救急隊と交信し、傷病者数の人数とトリアージ区分を把握、活動プランを立てていきます。
豪雨の中での救出劇は、我々が到着するとほぼ同時に完了、現場状況を把握した後、すかさず車内収容された傷病者に接触します。
切迫する状態にないか、定量的なバイタルサインは安定しているか、主な受傷部位は何処か、そう言った情報を素早く集め、基地病院を搬送先として選定、車内収容から短時間で現発となりました。

そして、基地病院に戻って暫くの後、当院の臨床研修センターからのコールで私が向かった先は会議室。
実は、本日、静岡県主催の高校生を対象としたEarly exposure、こころざし育成セミナーなる物での講演を頼まれていたのです。
院長先生のリアリティのある重厚な話の後、自分が医者になるまでのこと、医者になってからのこと、そして、これからのことなどを高校生相手にスピーチして来ました。
その昔、高校生ってもう大人だなと思っていましたが、気付くとあどけない表情でみんな真っ直ぐにこちらを向いており、彼らから無限の可能性を強く感じました。
どうにもおっさんになったような心持ちでしたが、考えてみると既に10歳以上歳が離れているのですから、それもそのはず!
学生さん達の未来の輝かしさと、自分か歳をとった事への物悲しさ?で複雑な心境でした…苦笑

こころざし育成セミナーのスピーチが終わる頃、外からはけたたましい蝉の声が聞こえ、運航再開となりました。
当院では、ドクター・ナースが共に機材の点検を行う事としており、当然本日も運航開始となるや否や屋上ヘリポートへ!
本日は、特別ゲストに大分大学の学生さんと現在救急科ローテ中の石川先生が着いて来てくれました。
なんと石川先生、自らヘリの点検が見たいと希望して、屋上まで上がってきてくれたのです。
当院の研修の歴史は長いですが、このような1年目研修医は初めてであり、みんな無駄にハイテンションで点検に突入!
ヘリポート見学に来ていた高校生の皆さん達も交えて賑やかな点検となりました。


点検が終えてERに戻ると、間も無くドクターヘリ要請のホットラインが鳴り響き、松田・Ns.山田は通信センターに集合します。
簡潔に要請内容を確認するや否や、エンジンスタートを告げる出動コールが鳴り、出動エレベーターへと急ぎます。
病棟担当を兼任しており3階のICUに居たDr.志賀も事前連絡が功を奏して、タイムラグなくエレベーターへ到着。
そのまま屋上ヘリポートまで昇り、素早く機体へと乗り込み、離陸しました。
事案は御前崎市内の物であり、天候的には現場まで到達できない可能性もありましたが、幸いな事に軽症にてドクターヘリはキャンセルとなり、そのまま基地病院へと帰投しました。


天竜川の向こうには分厚い雲がかかっていました…!

そんな塩梅で、ヘリ要請1件、カー要請1件のあった本日ですが、いずれも消防関係者の素早い判断による適切な要請がなされている印象を受けました。
空を駆けるドクターヘリは特殊な仕事ではありますが、我々救急医の実力を遺憾なく発揮できる重要な業務でもあります。
救急やプレホスピタルに興味のある先生方、是非当院で一緒に働きませんか?
また、当院では研修医のOJTも積極的に行っており、現在は2年目のDr.小川が凄まじい回数のOJTを経験しています。
病院前診療に興味のある医学生さん、良かったら当院で初期研修を行ってみませんか?
どちらも心からお待ちしております!

それでは、本日はこれにて!
残暑厳しい季節ですが、体調を崩されぬよう、ご自愛下さい。
OJT小川先生. | Home | お盆の一コマ
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