聖隷三方原病院 高度救命救急センター    ドクターヘリのブログ

静岡県西部地区でドクターヘリを運営している 聖隷三方原病院 高度救命救急センターのブログです.

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夏の空は気紛れ

皆さん、こんにちは、こんばんは、おはようございます。
救急科の松田です。
真夏の蒸し暑さが大分緩和されてきましたが、空はまだまだ夏の空です。
急激な積乱雲の発生など、様々な悪天候がヘリの運航を阻みます。

本日は医学生を対象とした夏季見学会が臨床研修センター主催で開催され、院内各地で賑やかな様子でした。
救急科にも3人の学生さんがいらっしゃり、午前一杯を見学してくれました。
ヘリポートに来てもらったり、初期研修医2年目Dr.小川の診療を主に見学してもらったりと、何かしらの気付きの切欠になったなら幸いです。
尚、午後からは初期研修医1年目が主体となって企画したイベントに参加されたようですが、皆さん満足していただけたでしょうか?
来年・再来年、当院で共に診療に当たれれば光栄です。

そして、本日のヘリ点検には挿管実習にていらっしゃっている救命士の山本さんが同行してくれました。
山本さんは順調なペースで挿管件数を重ねられており、近日中に卒業の予定であり、「卒業前に是非!」との事でした。
写真は本日のヘリ担当である私とDr.早川、Ns.鈴木とを機長さんに撮ってもらいました。
IMG_5490.jpg

そして、気になる本日のヘリ要請は2件ありました。
山間部では積乱雲の発生などもありましたが、幸いにして共に対応する事ができました。

一件目は水窪の内因性事案であり、珍しい救急隊現着後の要請でした。
実は、この際天候が危うく途中で引き返す可能性もある中での出動でしたが、予定通りのランデブーに成功しました。
事前情報からは十分に推測できなかった病態を接触後短時間に判断し、近隣病院での対応は困難であるものと推察し、基地病院にDr.Heli搬送の方針としました。
尚、本事案についてはDr.早川は院内に残られ、私とNs.鈴木の2人で対応しました。
IMG_5495.jpg
積乱雲が近づく中、迅速な対応の為に、機内でブリーフィングを行ないつつ、出動です。

二件目は牧ノ原の外因性事案であり、現着前要請でTake offとなりました。
当然のことながら初期情報では詳細不明ですが、熱傷にて要請とのキーワードから複数傷病者の可能性や重症熱傷の可能性を想定しつつ、現場へと向かいました。
幸運にも現場直近に着陸適地があり、そちらをランデブーポイントとしてスムーズに救急隊と接触できました。
三次救命救急センター、特に高度救命救急センターの適応疾患であり、当院への搬送を想定していました。
しかし、現場にて把握した傷病者本人の生活圏などの新情報を考慮し、県立総合病院高度救命救急センターへの搬送も検討、最終的には、やはり航路上の積乱雲の存在を考慮して、基地病院へ搬送としています。

暑さが和らいでも、空は未だ夏の気まぐれな天候に左右されます。
突然の天候不良や落雷などに気を付けてお過ごしいただければ幸いです。
秋雨前線 | Home | OJT小川先生.
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